2012/08/20 平山班定時連絡

時間が遅くなってしまったので直に投稿します

 

かなり行程を慎重に作り直し、今日は長春を出て公主嶺という街までの予定だったのですが、予想より道路状況がよくペースもあがったため、二日分の行程を一気にこなし、四平市という街まで走りました。四平に着いてすぐに瀋陽に向けて輪行したので実質3日分の行程をこなしたことになります。

長春から四平までの道のりは、片側2車線の広い道路と頻繁に出現するガソリンスタンドという理想的な道路状況であり、特筆すべきこともありません。順調に4時半頃には四平に着いていたと思います。

誤算だったのは四平から瀋陽までの輪行でした。すでに瀋陽のホテルはいくつか目星をつけており、わりとメジャーな路線のようだったので気軽に輪行したのですが、すでに車内はすし詰め状態。無駄に車両が指定されているがゆえに五人の自転車が一両に集中することになり、自転車を置く場所もない。まして乗った車両のデッキにトイレと喫煙所とゴミ箱があったため、たくさんの人々がやたら往来するという悪条件も重なり、完全ギルティ状態。車掌の仕切りで喫煙スペースの半分が自転車と荷物用に開放されようやく落ち着いたのですが(しかし自転車の上に自転車が重なる最悪の状態)、それまではおっさんがキレるわ車掌は逆ギレするわ車内販売は通るわでもう地獄の様相を呈していたといっても過言ではないでしょう。

特に車内販売のワゴンが通ったときはホントに「もうだめぽ」と天を仰ぎました。結局一台のチャリを天井付近まで持ち上げることでできた空間をワゴンが通り、問題はなんとか解決しました。「頭で支えるんだっ!」みたいな趣旨のことを自ら頭でチャリを持ち上げながら私に言ってきたおっさんの笑顔は忘れられませんね。

街中では当たり前のようにポイ捨てする中国人ですが、なぜか車内では律儀にゴミ箱までごみを捨てに来る、というのもなかなか困りました。「おとなしく席に座ってろよ!!」ってなんども言ってしまいました。まあ冷静に悪いのはこちらなんですけどね。でもなんか釈然としないんですよね。あきらかに落ち着きなさすぎですから。

約2時間ほど地獄を味わったのち、大都会瀋陽に到着。事前に調べたホテルを探すも、なかなか見つからず。すでに時刻は9時をまわっていたかと思います。あわてて近くの旅社に駆け込むも、日本人だと分かった途端に追い払われ。外国人禁止の宿なのかなあと最初は思ったのですが、帰ろうとする我々にやたら罵声を浴びせかけてきたので、まあそれだけの理由ではなさそうです。日本語で「バカヤロー」みたいなことも言われていたような…  私自身は全然最近のニュースを知らないのですが、尖閣問題がこじれているのでしょうか。

結局10時頃になってやっと比較的良心的価格のビジネスホテルが見つかり、今はそこでこれを書いています。二外で中国語をやっているということでフル回転してくれている向井には礼をいくらいっても言い尽くせないですね。

 

以下一回生の感想

秋山「もう輪行はしたくないです」

氏家「おっさんばかりですごいつかれました」

 

明日は瀋陽観光日とします。

以上です