21年度入学の東川颯平(ひがしかわそうへい)です。今年初めての定時連絡、それも山中班の初日ということで、気合いを入れるためにシャワーを浴び、BOX Tシャツを着て全力待機していました。何に使う気合いなのでしょうか。
クラシック東北北海道班(山中班)定時連絡
班員
山中23(班長)、野口23
加藤24、豊岡24、坪倉24
行程
福島→BAS(磐梯吾妻スカイライン)→輪行して会津若松
当初は猪苗代に行く予定だったそうですが、豪雨に降られて会津若松まで輪行したそうです。
山中23「とにかく雨がしんどかった。雨がなかったら素晴らしかったのに。でも楽しくはあった。」
とにかく雨の話をしていました。気になって調べてみたら、猪苗代町でおよそ100mm/hの大雨が降っていたそうで、ニュースにもなっていました。肌が痛いくらいの大雨に打たれるのは夏合宿あるあるだと思っていますが、初日の、それもBASに行った日で降られるのは災難ですね。それでも、テスト終わりにチャリを漕ぐのは解放感があって楽しいですよね。特に山中は色々あったそうで、
山中23「今、レポート剽窃の疑いをかけられてて、本当にストレスがすごいです。他の単位もなくなっちゃうんで、無実を証明するために頑張っています。」
彼は粂井23の夏合宿の息子です。粂井23といえば「自分の関係ない不幸が多い」ことで知られていますが、山中にもその性質が遺伝してしまっているのでしょうか。無実を証明するために戦い抜いて欲しいですね。そんなしょうもないことをする人間ではないですからね。
去年の粂井班は色々あって、北海道に行くフェリーに乗れなかったので、山中班は北海道に行くフェリーに乗ることを目標にしたらいいのでは?という話をしました。
目指せ!親超え!
続いては広島県三原市出身の野口23です。僕は彼と朝トレで一回あったきりなので話すのを楽しみにしていました。
野口23「東川さんと会ったことありましたっけ、あ、思い出しました。確かに朝トレで会いましたね。」
覚えていてくれて良かったです。忘れているのではないかと心配していたので、話してくれて嬉しいです。
野口23「BOXあんまり行かないんですよね。」
薬学部の人は授業を受けている場所がBOXから遠いので、あまりいないイメージがあります。倍田23はよくいる印象ですが、淺野21は1、
2回生のときもBOXにはあまりいませんでした。
東川21「野口って三原市出身なんやろ。瀬戸内海沿いの街ってええよな。」
野口23「そうですね。自分の出身地を褒められると嬉しいですね。」
出身地を褒められると嬉しいと言っていたので、彼は三原市のことが好きなのでしょう。僕もあの辺の街が好きです。
僕の出身は三重県四日市市なのですが、藤田19さんに「四日市は人の住む場所じゃない」と言われました。僕は先祖代々そこに住んでいます。四日市の良いところを挙げると、水道水が美味しいです。1回生の頃、京都から帰省して1番良かったのはそこでした。
雑談はこのあたりにしておいて、今日の感想を聞きました。
野口23「久しぶりにチャリに乗ったらハンガーノックになった。申し訳ない。」
夏合宿初日はツアーや暑さに慣れなくてハンガーノックになったり、熱中症になったりしがちです。経験豊富な佐藤14さんですら久世班で熱中症になっていたので、己を過信せずにこまめな補給を心がけましょう。
野口23から加藤24に替わってもらいました。1回生ということで、少し背筋が伸びます。
加藤24「アップがしんどいかなと思って、水を一本とパン一個だけ持ってBASに行ったら脱水とハンガーノックでプッシングするしかなくなった。次は気をつける。天気が悪くて視界が良くなかったので車が怖くて、走るのに疲れた。」
アップがどのくらいかとか分からなくて、軽量化しすぎてしんどくなるのはありがちです。1回生の場合は水や補給食の軽量化、上回生の場合は普通に忘れ物と油断による軽量化(寒さを舐めてシュラフを持ってこない等)で苦しみがちです。前者はこれから学んでいくために必要な勉強代とも言えますが、後者は救いようがありません。上回になると、軽量化で苦しんだ記憶まで軽量化されてしまいます。
視界不良だと走るのが怖いですよね。そういうときは路面も濡れていて滑りやすいので、慎重に走りたいですね。マンホールに気をつけましょう。トンネルを出た直後も滑りやすくて危険です。
加藤24「鍋を持って輪行しているんですけど、周りの人に変な目で見られました。どうにかして鍋を鞄に入れたいです。それが切実な願いです。ただでさえ自転車と一緒に電車に乗っている変な人なのに鍋まで持ってるとちょっと……。」
東川21「鍋なんて名前?」
加藤24「クラシックカムイです。」
当たり前と言えば当たり前なのですが、鍋や米コッヘルは内輪ネタの名前、それも一過性のものが多くて、部外の人や新入生からしたら訳が分からない名前ばかりですね。僕が1回生の夏合宿で持ち運んでいたのは米コッヘル「抗菌処理」でした。原田21は大鍋「歯ブラシ」を持ち運んでいました。僕が命名したのは大鍋「白新田」です。「白新田」はどこにいるのでしょうか。
行程初日ということで、1回生には班員の印象を言ってもらいました。加藤24の班員に対する印象は、
(山中23)
頼りになるけど道を間違えたりしていた。一回だけですけど。総じて頼りになります。
(野口23)
安心感。テールを守ってくれる。
(坪倉24)
マイペース。風呂に入るまでがゆっくりしていた。
(豊岡24)
疲れてても元気。声が大きい。発狂していた。
とのことです。まだ初日なので、班員の性格はあまり把握できていないようでした。ここから最終日にはどう印象が変化するのでしょうか。楽しみですね。
豊岡に替わってもらいました。
豊岡24「BASのアップがしんどかったです。野口さんと一緒に登りました。途中にガスが出ているところあるじゃないですか、あそこで発狂しちゃって……、ガスのせいかなあ(笑いながら)。登ってからはちょっと休憩して、片上班と合流してジャンをして楽しかった。そこまでは良かったんですけど、ダウンするとき雨がすごくて、目も開けてられないくらいで痛かったです。雨のせいで、そこから行程が変わったりして、自分は何も出来ていないし力になれなくて申し訳ない気持ち。上回がしっかりしているから安心してツアーが出来るなって感じです。」
BASは結構登りますし、途中で有毒ガスが出ているらしく「吸い込むな」や「窓を開けるな」といったことが書かれた看板をよく見かけますね。登坂しているので吸い込むしかなくて、結構臭いです。浅田20さんは硫黄っぽい匂いが本当に苦手らしく、BASにはもう行きたくなさそうです。硫黄ガスで発狂するそうですが、硫黄泉に行ったらどうなるのでしょうか。片上班とジャンをしていましたね。煙岡24が3000円ほど負けていましたが、何を買ったのでしょうか。目も開けてられないくらいの雨ダウンは危ないですね。自分は何も出来ていないと言っていましたが、1回生は参加しているだけで班に大貢献しているので、離脱せずに班にいるだけでも素晴らしいことですし、上回も感謝していると思いますよ。
班員の印象を聞いてみました。
(山中23)
頼りになる。行程変更も柔軟。
(野口23)
安心感。やさしい。BASは一緒に登って、たくさん話した。
(坪倉24)
おっとりしている。けっこう話す。ポジティブ。クロスバイクに乗っているのに強い。
(加藤24)
強い。1番速い。ネガティブなので、坪倉とバランスが取れている。
だそうです。班員とのエピソードが増えていくと良いですね。1回生どうしは仲が良いので、それが楽しみだとも話していました。
豊岡は豪雨の中ツアーしたとは思えないほど元気に話していました。僕が1回生のときの夏合宿初日は疲れすぎていて、ほとんど話せなかったので、かなり強いと感じました。
坪倉24に替わってもらいました。
坪倉24「人生で1番辛かったです。最後の方は筋肉が限界ですぐに休憩していました。雨も降ってきて寒かったです。ゴア雨具とかをザックの後ろの方に入れていたのもあって、あまり着ずに走ってしまって最悪だった。」
夏合宿って寒いときありますよね。気温30℃台想定の半袖半ズボンで、体感気温10℃台の高地に行くわけですから、寒いに決まっています。さらに雨が降ってくると、ゴアを着ると暑いし、脱ぐと寒いしで訳が分からなくなってきます。あの状態が不快すぎるので、夏の雨の中を漕ぎたくはありません。
東川21「マイペースと評価されているけど、実際どうなん?」
坪倉24「マイペースじゃないですね。結構周りに合わせられるタイプです。」
マイペースっておっとりしている、周囲に比べて行動が緩慢な人間に使われがちですが、行動が速い、せっかちな人間に使われても良いのではないかと話していて思いました。
班員の印象は
(山中23)
走るのが速かった。疲れているように見えない。
(野口23)
やさしい。見た目から寡黙な人かと思っていたが、案外面白い人だった。ずっと面白い。
(豊岡24)
常に元気で、口数が多い。
(加藤24)
面白い。
まだまだ初日で、概して班員の印象をつかみかねているようでした。
初日なのでそんなもんですね。面白班員エピソードトークが終盤に聞けることを期待します。
最後に山中23に明日の行程を聞きました。
山中23「猪苗代から磐梯ゴールドラインに行く予定だったが、行程変更したので会津若松から国道121号を爆走して山形に行きたい。」
初日から行程変更で大変でしょうが、ここが班長力の見せ所です。余すことなく見せつけてやってください。
大雨に降られながらも楽しくツアーをしている雰囲気が、電話を通して伝わってきました。夏合宿はまだまだここから楽しいことだらけです。東北と北海道を目一杯楽しんでください!
(文責 東川21)