定時連絡(2023/8/21) ほくほく班(長井班)

こんばんは。林い18です。

コロナで普通に味覚が消滅していてしんどいです。厳密には味覚、というか風味がわからないイメージです。具体的には、水と塩水・砂糖水は余裕で区別がつくが、水とお茶の判別はギリギリ、といった具合です。今なら、違いのわかる選手権(通称味障コン)でも、KUCCの名だたる強豪達といい勝負が出来そうです。それでもなっちゃんと100%オレンジは舌触りとかで区別つきそう

 

18時半、味のないカフェオレ(物理)を飲んでいると、佐渡にいる長井22から電話がかかってきました。長井とは去年浅野班で一緒に漕ぎました。よって少なからず縁のある後輩と言えます(佐藤さんっぽいしがみつき)。それはそうと、夏合宿班長/1回生の関係を親子に例えると、長井22は淺野21の子にあたります。つまり、伊原19の孫であり、林い18の曾孫にあたるわけです。曾孫が活躍していて僕は嬉しいです。

なんか共通点ないかと考えてみると、僕の縦断班から長井の北陸班まで、毎年磐梯吾妻スカイラインを行程に組み込んでいました。「晴れBASは神、自分の班に来る1回生にも見せてあげたい」という心理が働いていそうですが、3年連続晴れBASを拝めている事がそもそもラッキーであるようにも思います。明後日の長井班のBASも是非晴れてほしいですね。

 

長井22「お久しぶりです。」

林い18「お久しぶりです。まだ佐渡にいるの?」

長井22「はい、あと1時間で船が出ます」

 

佐渡を十分に満喫し、本州に戻る直前のようでした。長井班の前の定時連絡では、レンタカーを借りられれば借りる、的な話になっていましたが、結局どうなったのでしょうか。

 

林い18「今日の行程は?」

長井221日レンタカーで佐渡を観光してました。免許取ってから1年は借りられない会社だったんですけど、運転できる人が免許取って半年の僕しかいなくて(粂井は免許を家にデポ)、でもまあダメもとで行ってみたら、めちゃめちゃ渋い顔をしながら、今回だけですよ的なニュアンスで結局貸してくれました。かなり助かりました。」

 

無事借りる事ができたようです。よかったね。長井が誠実そうな雰囲気を纏っている事もレンタカー屋が折れた理由の1つにはありそうです。もし、長井班がマイルドヤンキーっぽい集団だったら突っぱねられていたのではないでしょうか。結局店側も客を選ぶ権利があるという話っぽいので。

 

今日の行程

レンタカーで佐渡イチ(200km)

 

面子

長井22(班長)野口23粂井22安東21原田21

 

林い18「昨日大佐渡スカイラインで、今日残りを車で観光ってめちゃめちゃ良さそう。」

長井22「そうなんですよね。今日は、インスタ映えしそうなブランコに行って、おしゃれなカフェでランチを食べて、二ツ亀という有名な岩を見つつ、佐渡イチしました。まあ快晴で暑いんですけど、おかげでブランコがとても映えて、満足です。」

 

僕の知らない1日の過ごし方がそこにありました。間違えました。大多数のKUCC部員が知らない1日の過ごし方がそこにありました。普通に楽しそう。件のブランコは、「江積のブランコ」と検索すれば出てきます。まあ確かにインスタっぽい雰囲気でした(語彙力)。確かにこれは晴れているときに見たいものですね。青/緑系の綺麗目単色な自然に、ノスタルジックな人工物(ベンチ、ブランコなど)を唐突に配置する事で得られる、不自然さへの懐かしい感傷が、多くの若年層にウケるのかもしれません(早口)

 

林い18「長井ってそういうインスタの人間が好きそうなところに行くんだね。」

長井22「意外と好きですよ。意外と。意外と(強調)。あと感想で言うと、さすがに免許取って半年なんで、怖かったです。佐渡は田舎なので、ところどころ狭隘な道があってヒヤヒヤしました。」

 

口語で狭隘という単語が出てきて若干教養を感じました。他にも車や免許の話をしましたが、本筋に関係ないので割愛。

 

次は野口23です。昨日までの定時連絡を見ると、剛脚なようですが、ドライブを楽しむことはできたのでしょうか。

 

野口23「はじめまして。」

林い18「はじめまして。ドライブは楽しかった?」

野口23「はい!車ってすごいですね…。なんで自転車漕いでるのかちょっとわからなくなりました。とりあえず免許は早くとろうと思います。」

 

その気持ちはよくわかります。自転車に乗る事が、目的ではなく手段であるタイプの人間は、多かれ少なかれその感情を抱くことになると思います。車の方が自明に速いし楽なので、手ごわい比較対象にはなってくるわけです。それでもやっぱり自転車にしかない景色や発想があるのはどうやらそうっぽいので(∵ そんなに自転車に愛着なさそうなKUCCOBも、卒業してもなんだかんだ自転車に乗っている)、野口も是非、車で観光した今だからこそわかる自転車の面白さを探してみてください。

 

林い18「ところで、長井の運転はどうだった?」

野口23「全然危なげなく、安定してました。僕は割と後ろで寝ちゃってました。音楽とか流しながら、楽しいドライブだった。」

 

聞いておいてあれですが、免許を持っている人と持っていない人では、割と見ているところが違うので、正直免許持っていない人の評価はあまりあてにならないのではないかと思っています。とはいえ、免許持っていない人から見てもヤバイ運転だったら、まあ流石にヤバイ(語彙力)のですが、長井の運転はそうではないようです。

 

次は粂井22に代わってもらいました。代わった瞬間、堰を切るように信州北海道班の苦労話が出てきました。が、それらは既に、これまでの定時連絡をご覧になっている皆様の知るところだと思うので割愛します。

 

粂井22「今日は死ぬほど暑かった。現地民も困惑するレベルの暑さ。それを車で快適に観光出来てとてもよかった。印象に残ったところはカフェで、入ったらなんか座敷みたいなところに通されて、窓が大きく取られた部屋だったんですけど、それが全面のオーシャンビューで。あまりに綺麗でKUCCである事を忘れました。チーズトーストまで食べて。こんなおしゃれな行程になるとは思ってませんでした。」

 

おしゃれなカフェの座敷にて、佐渡、快晴のオーシャンビュー。この、言葉だけで素晴らしさが伝わる絶妙な取り合わせを、満足に堪能できたようで御満悦な様子でした。KUCCは品性の対極にある概念の1つなので、流石にこれは自分がKUCC部員である事を忘れていいと思います。

 

林い18「ところで免許持ってる粂井に聞きたいんだけど、長井の運転はどうだった?」

粂井22「運転してもらってるんで正直言いたくはないですけど、けっこう怪しかったですね。危険運転という感じではなく、初心者なんだな、という感じ。車幅わかってなくて普通にすりそうになってたり、トンネルで切り替えたライトが慌ててハイビームになっちゃってたり。ヒヤヒヤしつつ見てましたけど、事故らなくてよかったです。」

林い18「勝てそう?」

粂井22「いや流石に勝てますね。僕実家生で、普段からけっこう運転するんで。」

 

だそうです。やっぱり免許の有無で感想は変わりますね。とはいえ長井の運転は、下手、というよりは不慣れ、という感じなので、今後ドライブを重ねたら上手くなっていく気がします。KUCCでも、登山やスキー、耐久行事など、車を活用したイベントはそれなりにあると思うので、少しずつ上達していきましょう。また、僕も実家生でよく車に乗るので、実家生が運転に慣れるという粂井の話は納得がいきます。

 

次は安東21に代わってもらいました。


林い18「鎖骨折ったTQF以来に喋ると思うんだけど、よく夏合宿これたね。鎖骨は大丈夫そう?」

安東21「はい、鎖骨の方はあんまりよくないですけど何とか乗れています。ただ、昨日の落車で足を痛めていて、けっこう辛いです。割とまともに自転車乗れない感じなので、新潟の薬局で色々買って試してみます。それで厳しそうならちょっとこの先の行程を考えないといけない。」

林い18「怪我する人間は怪我するよなあ。自分は怪我する方の人間?」

安東21「いや、これは2回目の落車で、決して怪我が多い方ではない、と思います。」

林い18「受け身が下手なんじゃない?」

安東21「そうかもしれないんですけど、今回は鎖骨をかばっちゃったんですよね。それで足に被害がいった感じです。」


全てが悪循環していました。もとは鎖骨の骨折から始まっているので、この足の怪我が、TQFを開催した北島21の責任である事は火を見るよりも明らかです。北島は、今すぐ安東に賠償し、代わりに長井班へ合流し老益を働きましょう。


安東21「そういえば、佐渡ではアサギマダラをよく見ましたよ。息吹さんに去年色々教えてもらってから、ちょっと虫を見るのが楽しいです。」


これはすごく嬉しいですね。登坂中は喋ると互いに楽になる、登坂中はスピードがでないので虫がよく目に付く、ということもあり、参加したツアーではよく昆虫の解説をするのですが(老害)、それが役に立っているようで何よりです。皆さんも、わからない虫や面白い生き物がいたら、是非写真を撮って #生き物チャンネルに投稿してみてください。僕がわかる場合は、適当な知識や解説を添えてお返しいたします。


林い18「長井はどう?」

安東21(免許ナシ)「マネジメントがしっかりしていて、上回の僕がすることはなさそうです。あと運転も上手かったです。」

 

最後は原田21に代わってもらいました。原田は、この前定時連絡で喋ったときは渡邉班にいたのですが、無事佐渡に行けたようです。

 

林い18「どうだった?」

原田21「車借りた後は、マジでただのいい日でした(いい意味で)。車借りるとき、ダメそうだったのでちょっと半泣き顔で情けを誘ったら思いの外上手くいって神でした。今回で流石に車重要だなってなったので、後期免許取ります。別に授業そんなしんどくなくてどうせBOXでグダグダするだけなんで。」

林い18「なんかいい感じやな。プラスの感想しか聞いてないからなんかマイナスの感想出してよ。」

原田21「いやーですよね。でもマジでないんですよ。野菜おじのせいで雰囲気悪かった渡邉班のテンバと比べると、マジでしあわせです。車でカラオケしてただけだし…。」

林い18「あの原田をもってしてもなんかひねり出せないのか?」

原田21「いやー自分でも怖いです。いっつもなんかあるんですけど。頑張ってひねり出して文面で送ります。」

 

よっぽどいい1日のようでした。その後ひねり出して文面で送ってくれましたが、長井の駐車が下手(免許半年を考えたら当然)とか、佐渡に地元の可愛い女の子がいなかった(観光客はいっぱいいた)、とか原田らしからぬ薄い感想だったので、本当にいい1日だったことが伺えます。

 

原田21「それはそれとして、自分最近過去の定時連絡とか読んでるんですけど、去年とか一昨年の班とかの記事にまで丁寧にタグがついてて。いやこんなん絶対なかったよな、ってなったんですよ。で、こんな事やりそうな人を考えると、濱田21、久保田19、村上15あたりが怪しいなと思って、聞いてみたら案の定久保田(原文ママ)がやってて。いや、読みやすいしいいけどさ、暇かと。勉強しろと言いたい。」

見たら確かにタグがついてて驚きました。過去の記事を読む人は、久保田が落とした単位に哀悼の意を表明し、殉職した久保田に感謝しましょう。久保田は勉強しろ。

他にも、東川が最近老人ぽくなって改めて尖りつつある話や、行程が終わったら自走で実家まで帰る話などをしましたが、長くなるかもしれないので割愛します。

 

というタイミングでフェリーの乗船時間が来たみたいです。長井には戻さずそのまま切ったので確実な行程はわかりませんが、


明日の行程

新潟→R49→R459→喜多方

です。


ほくほく班は残り3日みたいです。

最後まで気を抜かず楽しんでください。




見事な快晴ですね。それはそうと、インスタ映えするとされるブランコも、KUCCの集合写真になると途端にただの遊具ですね。まあ正直僕には、そちらの方がよっぽど"エモい"ものに思えるのですが。今年しかない夏を心いくまで楽しんでください。


林い18