定時連絡(2023/08/12) 四国山陰山籠り班(香川班)

こんにちは。コミュ障すぎて散髪屋で「あ、大丈夫です」しか言えない久保田19です。今日髪を切りに行くので「いえ、大丈夫じゃないです」の練習を家でブツブツやってます。
ちなみに定時連絡は基本的に聞き手にまわるのでそこまで支障はないですが、やっぱり班員のみなさんが持つ面白さを引き出すには、もう少しなめらかに会話できるようになりたいところですね。

さて今回は、行程も半ばに差し掛かった四国山陰山籠り班の定時連絡をお届けします。自炊中のテンバで19時頃に電話に出てくれました。最初に向こうからかけてくれたときは僕がトイレに入ってて出られなかったので、少し待たせてしまいました(ごめんね)。


 メンツ:香川22(班長)蔭山23淺野21竹中21林り18
 行程:仁淀川→四国カルスト→天狗高原セラピーロード→大引割小引割→R439R33→天空の林道の麓


香川「ここんところ天気が悪くてちょっとしんどかったんですけど、今日はめっちゃ晴れて、四国カルストも爆晴れできれいで、すごいよかったです」

声からもかなり満足感が伝わってきました。晴れは世界を救います。雨雲ガチNG、お日様、神。

久保田「合流した凜太朗さんが晴れ男で晴れてくれたんかな」
香川凜太朗さんって晴れ男なんですか?」
林り「え! 僕ずっと雨男って言われてきたんだけど」
久保田「ごめんなさい。じゃあ記事では『凜太朗さんは雨男』って訂正しておきますね」
林り「えぇー、訂正しなくていいよー」

正しくは凜太朗さん雨男でした。謹んで訂正いたします。

香川「それと、実はセラピーロードは個人的にあまり乗り気でなかったんですが、なんか元の行程に入れちゃってたんで、まあいっかと思って行くことにしたんですよ。でもちょっと想像以上に道がぬかるんでて、自転車にも思ってたより乗れず、怖くてだいぶ慎重に進みました。ちょっと後悔しちゃいましたね」

セラピーのつもりがむしろストレスがたまってしまったようですね。
僕も最近「ストレスを感じる→食べて解消する→太る→太ったことにストレスを感じる→食べる」の無限ループに入っています。いや、これは自分次第かぁ(梅木22ふうに)



続いて電話を蔭山23にかわってもらいました。おそらく話すのは初めてでしたね。

蔭山「今日はおはよう1000upしたんですけど、斜度がそんなにきつくなかったから、ここからダウンしかないのかあって思うと少し物足りなかったですね

噂通りのつよつよマンでしたが、四国カルストを物足りないって言う人は初めて見ました。もはやカルストではなくただの峠としてしか見ていない説があります。

蔭山「あとセラピーロードは最初乗れて楽しかったんですが、後半は斜度かなりきつくなって、プッシングや担ぎがしんどかったです」
久保田「あんまり担ぎは好きじゃない?」
蔭山「担ぎはしんどいからあんまり好きじゃないですね。だって自転車持ってるのに乗らないのって意味わからなくないですか?

まあ、これに真っ向から反論できる人はなかなかいないですね。僕は手段としての担ぎならやる派なんですが、担ぎという手段って合理的手段目的的手段の2種類に大別されると考えています。

まず合理的手段は、二地点間を移動することを第一に考えて複数の選択肢を比較した結果、自転車を携行して踏破することが行程上有利な手段であった場合を指します。例えば林道でプチ崩落に遭遇し突破するようなケースや、峠付近の点線を担ぐことで前後の乗車可能な区間とあわせて峠越えが簡単になる場合が該当します。

もう1つ目的的手段は、その場所に線を引きたいなどの個人的なモチベーションにより、二地点間の移動というよりはその区間を自転車を携えて踏破すること自体に重きを置いて担ぐ場合です。著名な廃道を担いで踏破したり、百名山を担ぎ上げたりといったケースがこれに分類されます。

こうしてみると、合理的手段は(好きかは置いといて)KUCC部員のほとんどに経験がありそうな一方、目的的手段として担ぎをやる人に関しては、例えば線つなぎをやっているなど自転車に単なる道具以上の意味を付与している部員に限られそうです。すなわち、担ぐ理由の境目はそれが手段か目的かではなく自転車を道具と捉えるか否かにあると言えます。

そう考えてみると、KUCCという組織で自転車に関わる者であれば誰もが「自転車を単なる乗車器具以上のものとして捉える素地」を持っているともいえるので、担ぎという行為は実はそんなに変態なことではないのかもしれません。何しろ好きとか嫌いとか以前に、普通の人間なら自転車を担ぐなんてことは最初から選択肢にないことです。担ぎが嫌いな部員も、案外担ぎストの素質はあったりするんじゃないでしょうか、知らんけど。

すみません、 話が完全に逸れてしまいました。こういう自分語りをしてしまうからコミュ障なんですよね。

久保田「夏合宿の今までの行程で一番楽しかったところはどこ?」
蔭山「うーん……落合峠かな。理由は一番たくさんアップできたからです

そんな蔭山くんにはTQUという行事をお勧めしておきました。「来年あるんだったら僕出ますよ」とのことなので、次期副将の方はぜひ開催を検討されてみてはいかがでしょうか?



続いて淺野21に電話をかわってもらいました。

淺野「あれ久保田さん! ちゃんとトイレで自主規制は出ましたか?」
久保田「まあ50てとこかな」
淺野「よかったですね!」
久保田「いやよくはないやろ。単位けえへんねんぞ」
淺野「もう、今ご飯食べてるんですよ! そんな話やめてくださいよ」

ごめんなさい。気を取り直して定時連絡に戻りましょう。

久保田「自炊してんのか、ええね。今日は何食ってるの?」
淺野今日は
カレーです!!

なんかすみませんね。

久保田「ちなみにそちらの出来は何点くらい?」
淺野「うーん、そうですね。80かな。せっかくだし茄子めっちゃ入れたんですけど、それで若干薄くなってしまったのが難点です」

茄子が好きなところに伊原19の遺伝子を感じますね。伊原は栃木県出身で那須の血が入っているせいか、特に茄子のお味噌汁が好きなことで知られています。

古いプロポーズする伊原「いや、あの、俺に、毎日茄子の味噌汁を作ってくれないか?」
プロポーズに成功した伊原「きゃみ」


ごめんなさい、どうも知ってる後輩と話すと話があらぬ方向に流れてしまってよくないですね。改めて今日の感想について聞いてみました。

淺野とにかく晴れがすばらしかったです。僕が来てから今まではずっと雨だったんですよ。ようやく晴れて嬉しいです。やっぱり日頃の行いがいいせいですかねー」

きっと淺野がこのあとも鍋を洗ったりトレインを引いたりしてくれたら全部晴れてくれると思うので頑張ってください。

淺野「実は僕、1回生のNF四国を作ろうとしたんですけど、UFOが冬季通行止めでできなかったんですよね。今回はそれのリベンジです」

これはぜひとも爆晴れUFOを拝みたいところですね。僕は2回UFOに行って2回とも真っ白でした。2回目に至っては台風でした。UFOは1年で400日ガスると言われています。

せっかくなので蔭山の印象について聞いてみました。

淺野「まず蔭山1回生とは思えないくらいしっかりしてます。俺が冗談で『もう蔭山が班長じゃーん』とか言ってたら、香川も『もうそれでいいですよ』とか言っちゃうくらいです」
淺野でもかわいくはないです。あまりにちゃんとしてて、ストロングだからなんともないんですよね」
久保田「わかるなあ。完全にこっちのエゴだけど、後輩はちょっと隙があるくらいがかわいい。でも1回生のときの伊原班における淺野もそんな感じじゃなかった?」
淺野「いやいや、あれは僕が優秀とかじゃなくて、伊原さんがポンコツすぎただけですよ(笑)

まあ確かに夏合宿の途中で停滞して実験レポートを書いたり、コロナ禍ゆえ禁止していたはずの班合流をやって三役からガチ叱りを受けたり、色々ありましたね。あと全然関係ないですけど伊原班といえば定時連絡で班員の名前を3/5間違えられる事件とかもありましたね。

淺野「でも僕は、そんな伊原さんのことがだーいすき❤です」

らしいですよ。よかったね伊原。
原田とか東川とかはこういうこと絶対に言ってくれないからな
 



続いてはスタンプで大活躍中の:竹中一真:です。

久保田「今日はいかがでしたか?」
竹中全体的によかったですね。カルストもきれいだったし、セラピーロードも進んでるときはしんどかったけど、終わってみれば楽しかったです」

竹中「あと昨日の定時連絡でも言ったんですけど、僕スマホが水没しちゃってて。だから道とか現在地を調べようと思っても検索する前にスマホが落ちちゃうんですよ。上回力を発揮する場もなく毎回後ろの方に引きさがってます

どうやら自分の現在地がわからないまま走るというミステリーツアー状態のようです。それはそれで楽しそうですけどね。

竹中「スマホ8万8千円したんですけど、ローンの分割払いがまだ4万くらい残ってるので、なんとか買い替えは避けたいです

一応水没スマホについてのガチアドバイスとして、百均で買った乾燥剤(シリカゲル)をつめこんだジップロックにスマホを入れておくと直ることがあると伝えておきました。僕はこれで一度スマホを復活させているので、みなさんも有事の際はぜひご活用ください。

久保田「でも水没した言うてもゴアのポケットには入れてたんやろ?」
竹中「それがこのゴアは5年前くらいに買ったやつで全然だめだったんですよね。でもこれでも上下合わせて4、5万くらいはしたので、まだ使いたいなあと」

「ゴアの撥水を取り戻すための洗剤」なるものが売られているのでそれを使ってみるといいかもしれません。ただ5年ともなるとさすがに生地が死んでいる可能性が高いのでどれくらい効果があるかはわかんないです。
色々と手痛い出費がかさむかもしれませんが、装備を新調してまだまだこれからもツアーに行ってください。



最後は凜太朗さんにかわってもらいました。

久保田「お久しぶりです」
林り「久保田久しぶり~。元気だった?」
久保田「いやいや、むしろ凜太朗さんこそ元気ですか? みんな心配してましたよ」
林り「うん、元気元気。実はねー、こないだ1社行くところが決まって、嬉しくてついそのままツアーに来ちゃったんだよねー

いやまじで本当によかったです。おめでとうございます。僕はてっきりセラピーロードで傷心を癒すために来たのかと思っていました。

林り「だから全然どうするかも決めてなくて、台風の前くらいに帰ろうかなあって」
久保田UFOは行くんですよね?」
林り「そうだねー。前は曇りだったし、今度こそリベンジしたいなあ」

UFOは年間に400日は確実にガスってるので、もし晴れてくれたとしたら相当運がいいか、淺野がユニセフに10万円くらい募金してくれたかのどちらかでしょう。

久保田「久しぶりのツアーはどうですか?」
林り
「うーん、もしかしたらしんどすぎて気絶しちゃうかも(笑)。でもこの班のメンツは優しいから僕の骨は持って帰ってくれそう

確かにかつての北海道東北班のメンツは誰も骨拾ってくれなさそうな人たちばかりでしたが、香川班ならちゃんと骨を米コッヘルとかに入れて持って帰ってくれそうです。

せっかくなので班員の印象についても聞いてみました。

林り香川は班長をうまいことやれていると思う。風呂をあがったあともちゃんと道を調べてて。明々後日が台風なんだけど、どうせなら晴れの日に見どころを持って行きたいということで、明後日のうちにUFOに行けるように考えてくれてる。元々行程も調整できるようにしてあって偉い。僕なんかギュウギュウに行程つめこんでたのに(笑)」

香川とはこのあと行程の話を少ししましたが、自分できちんと考えているし行程にもセンスがあるので本当にすばらしいです。

ちなみにこれはただの言い訳なんですけど、僕も自分の夏合宿ではUFOを絶対に晴れさせようと思って行程に柔軟性を持たせていたんですが、向こう10日間全部雨という横暴を前にすべてが挫折しました。京都大学は気象操作をやめろ。

久保田「1回生の蔭山はどうですか?
林り蔭山はそうだねー。さっきお風呂からご飯食べるところに移動する途中に斜度いアップがあって、みんな脳死でチャリ降りてプッシングしてたんだけど、蔭山だけ乗ったままあがっていって、1回生の頃の自分を思い出すなあって。若いなあって。はあ、入られたぁ……」

凜太朗さんは僕よりも年齢若いのでまだまだ大丈夫です。というか、そうでいただかないと僕が困ります。

林り「それと3回生はねー、2人とも元気で優しいいい子だよ。僕は昨日風呂合流したんだけど、竹中とお風呂で喋ったとき一応僕は会話がはずんだと思ってて(笑) 淺野も、昨日僕がお風呂に入っているときにあとから来たんだけど、僕と顔を合わせた瞬間に笑顔になってくれたし、この班はみんな優しいメンツだねー

林り「あとここに来る前にオーバーホールをしてもらって、試走も兼ねてうきうきで山中に行って、そのままダウンしてあくた川でラーメンを食べてたんだけど、京都市に自転車撤去されちゃったんだよね。危うく来れなくなるところだった

最後まで凜太朗さんらしいお話で安心しました。本当に元気そうで何よりです。


 明日の行程:天空の林道→休憩所でテンバ(→古岩屋)

明々後日の雨を勘案して、明後日のUFOラインを晴れさせるために行程を古岩屋まで進めようか検討中だそうです。古岩屋テンバ、エモすぎ案件。


??「もう食えないですぅ」
??「いやいや、いけるって」



何やら後ろで食トレをしていそうな会話が聞こえてきましたが、これにて香川班の定時連絡を終わりました。どうか明日以降もご安全にツアーを楽しんでくださいね。