奥村16です。
𦚰班は中国滞在最終日とのことで、本日が定時連絡最後だそうです。エモいですね。
【メンツ】
1回生:黒井 萬木
2回生:𦚰 ダイズ
3回生:大林
5回生:岡崎 キヌサン
朝成都で観光し、昼に干鍋を食べ、今空港へ向かう途中で最後の晩餐を囲んでいるとのこと。
奥村「グランドフィナーレって感じ？」
𦚰「グランド感はないですね。日常のままフェードアウトしています」
奥村「そういう終わり方で満足？」
𦚰「どうなんですかね…、想像してたのとは少し違いますが。天見さんみたいにポエム書ければいいんですけどね。一応分水嶺越えたし」
日常のまま最後を迎えるのもいいですね。確かに、電話の後ろから聞こえる話し声も本当に日々繰り返されたであろう雑談、という感じでした。
夏合宿の最後が近くなると、班長は終わらせ方を意識するようになってきますね。
縦断や分断国道班などコンセプト系だと終わりが明確ですが、そうでない場合は中々難しそうです。
特に𦚰くんの去年の夏合宿大林組では、大きな走りどころが早めに終わってしまい生殺しみたいな日が数日続きましたね。
𦚰は最後にいい話をしたいそうなので、とりあえず1回生に電話を回されました。
まずはセンスの黒井、最後の定時連絡です。
センスの黒井「まず今日の感想から。チェンドゥは【検閲により削除】が多くて楽しいですね。人を見ていて飽きない。」
セ「今日はでかいスーパーで穀物を量り売りしてたんですが、10歳くらいの女の子が普通に手ェ突っ込んでるんですよ。もう十分分別もつく年齢だろうに…」
セ「次に、飯屋の近くの売店に飲み物買いに行ったんですよ。で、冷たいのが欲しかったので要求してみたんですが、明らかに冷蔵庫に入ってるのに全然オバチャンが売ってくれないんですよ。オバチャン気ふれてんじゃないかと思ったんですが、よくよく確認したらそのジュースは冷蔵庫に入れたてで、本当に冷たい飲み物はなかったんですよね。今回気がふれてたのは僕でした。」
セ「明日の香港6hトランジットと関空泊に向けて行動食を買ったんですが、Chineseオレオ14パックにしました。最初は中国でオレオ買うとバカにされてたんですが、最近はみんな僕のレベルまで上がってきているので、普通に受け入れられています。」
セ「オレオ、昔はちゃんと食べたことなかったんですよね。なんか、雑に食べていたというか。中国で深く味わってみて魅力に気づきました。日本に帰ってオレオ食べても美味しく感じるかは分かりませんが。」
オレオ美味いですよね。Chinese版が全く同じ味かはわかりませんが。ウワサによるとオレオには中毒性があるらしいので、14パックまとめ買いしてしまうのも頷けます。
また色んな人が見られるのが楽しいというのは羨ましいですね。市民階級の違いなどは、日本にいると見えづらかったりすることが多いので…。
今日は中国四川班最終日との事なので、班の総括をお願いしました。
セ「中国人って民度が低いんですが、自ら下げにいってたのが良くなかった。勝手に下がる分には良いが、下げにいくのは違う」
異文化への適応に美学があるようですね。僕はそのレベルに達していないのでよく分かりませんが。願わくは民度の低い環境に慣れすぎてコミュニケーションが乱暴にならないことを。
次はアホの萬木くんです。
奥村「こんばんはー、前に電話しましたが僕のこと覚えてますか？」
アホの萬木「はい！最初の日に約束決めましたよね？」
奥村「え…？そうだっけ(ここで当局の妨害があったのでうやむやにしようとする)」
ア「最終日に残金を5元まで切り詰めるってやつです」
奥村「ああ、それ聞いたの俺だわ。結果どうでしたか？」
ア「明日1日残して、8元なので実質クリア、mission completeです！」
奥村「おめでとう！どう頑張ったの？」
ア「とりあえず珍しそうな物見たら衝動買いするようにしました」
奥村「じゃあ、総括してもらえる？」
ア「チベット人や文化を見たかったので、人と中国語使ってコミュニケーションとれてよかったです。お土産も買いましたし。食事はずっと四川料理でしたが、結局チベット人も食いまくってるので実質チベット料理も食べれてます」
ちょっとアホそうでしたが、大満足なようで何よりです。
ダイズ「今日の感想です。デカめのデパートで子供用のボールプールがあったんですが、そこにスクリーンが下りてたんですよ。そこに映ってるビルの廃墟から顔を出した兵士みたいなのにボールを当てると銃声と断末魔が聞こえてきて、中々過激な幼児教育だなと。体制の違いを感じましたね。」
ダイズ「この班を総括すると、まあ1回生にナメられまくったり落車したりと満身創痍だったんですが、後半になってくるとだいぶ回復しましたね。行きたかったトレッキングにも行けてよかったです」
奥村「どうナメられるの？」
ダイズ「後藤とかは上回をまんべんなくナメるんですけど、萬木はある日バスに乗り込んだら急に "Dさんってロリコンっしょ？笑" とか言ってくるんです。もうキレたり反応も出来ず、ただ呆然ですよね。」
奥村「ロリコンじゃないの？」
ダイズ「ロリコンじゃありませんし、ショタコンでもありません！リュカ使ってるのもそういう理由じゃないです」
奥村「確かにリュカに欲情してるの怖いな」
ダイズ「とりあえず帰ったらスマブラやりたいですね。堀本さんと賀数さんがやりこんでるようで怖いです」
大林「まず、定時連絡読んでるみんなと班員に謝りたいです」
奥村「また？」
大林「初日にチェーントラブルに遭って、替えチェーン忘れていたことに気付いたって定時連絡で話したじゃないですか」
大林「でもあれ、ホントは替え持ってたんですよ！なんかその日の宿で普通にザック探したらあったんですよね。工具袋のゴミ箱ゾーンがあって、そこに汚い小さな塊があったんですけど、それでした」
大林「何が言いたいかと言うと、僕は海外ツアーに替えチェーンを持ってこない人間じゃないと、用意周到であることを言いたいです」
大林「空港で探してる時はなんか、パニック障害起こしちゃって、ザックにはないって判断しちゃったんですよね。班員の貴重な時間を奪ってしまったことを謝りたいです」
大林「見つかった時には班の雰囲気悪くなると思って言えなかったんですよね…。その後もずっと定時連絡で忘れたふりしてて、何だか騙してるみたいで心が痛みました」
大林「本当は墓場まで持ってくつもりでしたが、良心の呵責に堪えかねて言うことにしました」
いきなり大林らしい懺悔をされました。定時連絡見てる感じ、この程度のミスが許されない、白状出来ない関係性で終わってしまっていることを意外に感じました。
大林「あと、63kgから4kg痩せるみたいな目標掲げましたけど、普通にムリでした。1kgくらい痩せたかな？なんか筋トレも続かないんですよね」
大林「𦚰からのプレッシャーもしんどいし、ただ行程もしんどい。強度が高い」
※天見の話を特に従っていましたが、僕に京見がなかったのと新情報が得られなかったので割愛
大林「総括すると、今ツアーは１番問題が少なかったような気がします。1日目から班員が失踪したり、道間違えて行程バーストもないんです」
大林「また上回生も常識的な人ばかりなので、去年みたいに雨予報で停滞したあと、結局晴れても誰も文句言わないですね。キヌサンは走りたがりますが、そういう時は勝手に１人で走ってきます。井上さんとは違いますね」
奥村「あら、そんな落ち着いていて楽しい？」
大林「確かに去年と比べればクズ要素が少なくて少し物足りない気もしますが、この班はみんないい感じのバカで波長が合うのでめちゃめちゃ楽しいです。黒井とか、明日と明後日の行動食オレオ14パックで乗り切ろうとしてるんですよ。バカじゃないですか？笑」
過激な吸血鬼な大林くんですが、楽しい日常ツアーに浸かってだいぶキバが抜かれたようですね。このまま身体も心も丸くなっていってほしいです。
次は派閥の違う岡崎さんです。
岡崎「今日の感想言うわ。三国志わかる？」
奥村「あんま知らないですね…すみません」
岡崎「なんか三国志の聖地があって、3人いるボスの１人が祀られてて感動したって話」
僕に知識があればもう少し深められたのでしょうが、申し訳ないですね。
岡崎「あと、火鍋囲んでたら急にセトから電話かかってきて少し話してたら『俺今会社の同期とBBQキャンプしてるから切るわ』とか言って切られた。意味わからんくね？？そっちから掛けてきたんだよな？」
セトさんはたまに意味のわからない電話かけるエピソードが多いですね。本人も痴呆でかけた理由は忘れるので、真相はすぐ闇に葬られます。
岡崎「あと、この前定時連絡で岡崎派とセト派のしてたやん？あの後うちでも話してたけど、岡崎派って今いる？」
奥村「岡崎派で思いつくメンバーは2年前とかの話ですね。最近はセト派が多いんですかね」
トガリちゃんが話してましたが、kuccの派閥はバカの岡崎派(主将系)とクズのセト派(副将系)、カタブツのサイモン派(主務派)に分かれるとのことです。
僕、大林、𦚰はセト派の大林一派ですが、2人はこの夏合宿で岡崎さんに飼い慣らされ、𦚰班がハムちゃんの庭になってしまっていたことに批判的な声が上がっています。
岡崎「総括すると、今年のが１番帰りたいフェーズが少なかったかな。1回2回の時は普通に帰りたくて、3回は意外と帰りたくなかったけど、4回は院試もあって帰りたかった、てか帰った。なんか時が過ぎるのが早かった、毎日バカやってた」
岡崎「最後に良いこと言うね。今日𦚰が好きな麻婆豆腐頼んだんだけど、美味しいって食べてたのよ」
岡崎「でも『マズい方が良かったね』って。『そしたら、もう1度来れるじゃん？』どう？」
奥村「うーん、65点ですかね。僕セト派なので…」
岡崎「厳しいな」
キヌサン「えーっと、総括したらええやんな？」
奥村「なんか鼻声ですね、カゼですか？」
キヌサン「午前中調子よくなって動いて、午後体調崩すのを何日も繰り返してるわ」
奥村「わんぱく小僧ですね」
キヌサン「総括すると、もう中国は満足かな、もう3回来たし。次いくとしたらグルジアとか、中国の別の地域とか、別の文化圏に行きたい」
最後は要約能力のなさで有名な𦚰班長です。
𦚰「まず班を作る段階ですが、班員個人が楽しめるのかなと。僕は楽しめる自信がありましたが、人は来るのかどうか心配でした」
𦚰「でも黒井とか後藤とか来てくれて、1回生はバイタリティもあるし、行程促進してくれる強さもあります」
𦚰「みんなバカなんで、こっちがキレてもしょうがないんですよ。別に後藤にキバむかれても怖くないし。自分の班だしという自信がありますし。みんな手がかからなかったてます。メカトラも全然起こさず、上回だけに起こりましたからね。」
𦚰「ダイズのチャリもヤバくて、なんか回すたびにクリート外す音が聞こえてくるんですよ。あれは廃車ですね。ダイズはだいぶサンドバッグにしてしまいましたね…。サウラブみたいに、"すみません"しか言わないんですよ。謝ってばかりいて改善ないのはNGですが、ダイズは改善してくれるのでOKです。謝るのがクセになってるだけですね。ダイズは謝るのをやめて、きちんと凄んで、EXILEみたいな剃り込みいれたら1回生にはナメられないですね。よく見たら目怖いんですよ」
𦚰「上回に関しては本当に恵まれてましたね。中国は道の種類がないから行程変更老害もないし、高山病や食べ物でいい感じに弱らせて、上回力だけを享受できた感じですね。感謝です」
𦚰「行程変更もトンネル峠行くところをダート旧道行こうみたいな前向きなものでしたし。そういうことをやってくれるのは主に大林さんでしたね。基本的には満足です」
𦚰「岡崎さんも上手く誘導できた自信があります。僕、適応力あるんで、セト派のクズさだけでなくアツい面を出して岡崎さんと分かりあうことができました。建設的な議論をしてくれるし、ゴトシュン事変が起きたときも口はさんでくれたし。」
𦚰「キヌサンはトレインの先頭が疲れてきたら前にスッと出てきて牽いてくれるんですが、その時にちぎられまいと必死に踏むのが、去年上回達に牽かれたトレインを思い出してエモくなりましたね」
𦚰「見所も晴れて、帰りたくないと班員に言ってもらえるのは班長冥利に尽きますね」
𦚰「この班を作りたかったのは"らしくないことをしたい"からで。これは入部の動機でもあったんですが。リーダー経験では高校の文化祭で痛い目みてますし…」
奥村「ちょっと、まとめてくれない？笑」
奥村「𦚰班が4回生に評判悪いのは要約能力のなさゆえだよ」
𦚰「そうですね…要約苦手なんですよね。でも強いていうなら、
"らしくないことをしたくて班を企画して、高校の反省を活かしながら和やかな雰囲気で終わらせられて嬉しく思う"
これでお願いします！」
なんだかんだまとまりますね。さすが京大生です。
一息でこんなに話されて全く相づち打つひまもありませんでした。
まあ京都帰ったらたくさん思い出話聞かせてください！
定時連絡遅くなってごめんなさい。
まあ最後だから翌日の人に先に上げられることはないと。
中国四川班お疲れさまでした！
我らがリンタロ班も今日1日でゴールまで漕ぐことになりそうです。
奥村