SHINDOI。神田16です。なんで私はうまいこと手を抜いて定時連絡できないんですかね、みんなどうやってんの。
四班目は、定時連絡が長いことで評判の中国班です。
《メンツ》
一回生…マンキ、クロイ
二回生…ダイズ、ワキ
三回生…オオバヤシ
M1…オカザキ、キヌガワ
ゴトウくんが昨日ポス夏との関係で離脱し、そのことで班がいろいろと揉めたみたいです。
《今日の行程》
郎木寺で停滞
ワキ「今の体調は100中50ってとこですね…。でもやばかったときは7とかだったんで、そん時は麺2本とかしか食べれなくて、その時に比べれば漕げてるのでまあはい。胃痛もいまは大丈夫です。」
いつもより声のトーンがかなり落ちている感じだったので、心配でしたが、体調はまあまあみたいです。まぁ、ゴトウクン関連の話はおいおい聞くとしましょう。
マンキ「今日は観光でしたね。お土産屋さんが多くて、串肉とか食べて、楽しかったです。ブレスレットを買いました。タルチョって売ってるんですか? 探してみます。」
タルチョ信仰がKUCC内で薄れて久しいですが、私は結構好きですよ、タルチョ。私も中国に行ったときに買って帰って、今も下宿に飾ってます。殺風景な部屋でも、年がら年中誕生日会みたいな雰囲気になるので、おすすめです。
マンキ「もう中国には半年ぐらいいるような気分ですね。中国の人は話しかけたら積極的にしゃべってくれるので、楽しいです。一応第二外国語中国語とってるんで、行く前に勉強してきたんですけど、リスニングが難しいです。いままでゴトウがいろいろ対応してくれてたんで、ちょっとピンチですけど、ワキもそこそこしゃべれるし、僕も頑張ります。」
頼もしい1回生が多いですね。私が1回生の夏合宿にカナダに行ったときは、英語しゃべれるジェームスさんに面倒ごとは丸投げしていたので、1回生で班長を支えようと頑張る姿勢は素晴らしいなと思います。たしかに中国語に限らずリスニングは難しいですが、ボディーランゲージっていう最大の武器があればどうとでもなるので、ぜひ積極的に現地の人との交流を楽しんでください。
クロイ「今日は午前中郎木寺のゴンパに行きました。これまで2回連続で景区ぶっちしてたんですが、今日は行きました。だって、観光地高いんですもん。郎木寺は、まぁよかったですね。お坊さんがいっぱいいて、なんていうか、一生懸命頑張ってるのかと思いきや雑談してたり。お寺の中は、ハリーポッターの食堂みたいな…わかります? 経堂みたいなとこがそんな感じでした。」
お坊さん見て「一生懸命頑張ってる」って感想が出てくるの、視点が謎すぎておもろいですね。ハリーポッターのたとえは、私も中国でゴンパ見たことあるのでわかるような…いや、やっぱわからんわ。施しのご飯がいろいろ置いてあるようなところがあったけど、そこのことを言ってるんでしょうか? なんにせよ独特な感性ですね。
クロイ「お寺にちゃんと行ったの初めてだったんで、テンション上がっちゃって、階段で一段上がるごとに感謝の正拳突きしてたんですよ。そしたらいま肩めっちゃ痛いです。(ゴトウ君いなくなってどう?)いや正直、ゴトウいなくなっても班の雰囲気はあんま変わってないですね。あいつなんか前半飛ばしてたけど後半静かで。たぶん、こっち来て3回くらいしか歯磨いてなかったんで、歯が痛かったんだと思います。でも、今まで8人だったから飯屋とかで8人って言っちゃって、あ、7人だ…ってなるときにエモくなりますね。」
感謝の正拳突きはネテロが音を置き去りにするあれですね。あんなん常人がやったら腕もげると思いますので、スナフキンには無理でしょう。キヌさんならいけそう。ゴトウ君の余韻は頭数でしか感じられないんでしょうか。まぁ、ゴトウ君存在感ありそうだったし、これはクロイくんが寂しいあまり憎まれ口をあえて叩いてるだけでしょう。3日後には寂しすぎて夜な夜な枕を濡らすクロイ君が目に浮かびます。
次は心労のオオバヤシです。
オオバヤシ「今日は元気なかったんですけど、ピザ食ってちょっと元気になりましたね。ふるさとの、日本の味って感じで。しし唐入ってて辛かったんですけど、チーズ美味しかったです。しかもジャンで買ってタダだったんで、余計にうまかったです。」
ピザって日本のものじゃなくね? と思いましたが、中華以外というくくりで見れば故郷のあじと言えるかもしれません。
私「マルコスとかカジオとも話したんだけど。…」
オオバヤシ「【例のあの件について、検閲により削除】。そのこと考えながら昨日メシいって、そしたらゴトウとワキが揉め出して。もうメシの味わかんなかったですね。ゴトウとしては離脱は行程的に今日がベストで、でもワキは班長としての感情でゴトウにちょっとでも長くいてもらいたいから、それで説教になって、語り合って挙句感極まってワキが泣いちゃって。で、それ見た岡崎さんもなんか泣いてんすよね。俺、いやなんでオカザキさん泣いてんのって、メシ吹き出しそうになって」
この件についてはあとでいろんな人が話してくれますが、しゅんちゃん、そういうとこだぞ。なんで泣いてんのは同意するけど。
ダイズ「中国班は、最近は楽しくやらせてもらってますね。慣れてきたってのもあって。こないだまで落車の傷で歩きにくかったんですけど、なんとか今日のトレッキングまでに治って、今日は午前中トレッキングして寺巡りしてました。」
お兄ちゃんと同じで、ダイズくんも登山が好きなのかと思いましたが、山より寺巡りの方が好きなんだそうです。中国の寺は広いし、宗教絵画とかがいろんなところにあるので、のんびり歩いてみて回るの楽しいですよね。日本の寺も好きなんですかね。てか、御朱印やってる??
私「離脱したゴトウ君の思い出、なんかある?」
ダイズ「うーん…ゴトウは一番はじめに僕のこと舐めてきた1回生ですかね…。でも、いっぱい笑ってくれる子だったので、いないとやっぱり寂しいです。」
聞いた途端声のトーンが一気に下がったので、あっやべ地雷踏んだ、と思いましたが、うまくまとめてくれて、この部に珍しい人間のできた先輩だなあと感動しました。これがマルコスとかヒロセとかトガリだったら、クソミソのボロカスに罵っていたことでしょう。
ダイズ「飯屋での件は、正直話はじめはなんで今? って感じでしたけど、ゴトウの行程と班の行程的にここで離脱するのが合理的なことはワキもわかってただろうし、それをわかったうえで班長としてゴトウに離脱されると練った行程を軽んじられてるような気分になるから、こっちの気持ちもわかってもらいたい、ってことでワキも説教してたんだと思う。それで最終的には離脱を認めてあげるワキは、できた班長だと思いますよ。これはワキとゴトウの間のケジメだったので、僕ら班員が口をはさむようなことではなかったです。」
ダイズくんこそできた班員だと思います。まさかこんなに互いの心情を考えて行動していたとは。爪の垢を煎じて常飲します。
キヌガワ「久しぶり。今一番調子ええわ。アキレス腱も治ったし。あ、そういや、勢戸のお土産何がええと思う?」
いつものキヌさんで安心しました。とっとこセト太郎にはひまわりの種で良いと思います。
キヌガワ「今日ベッドジャンに勝ってはじめて一人で寝られることになってん。これまで8人やったから2・2・2・2やってんけど、ゴトウがいなくなって1人分あいて。この班みんなめっちゃ寝てるとき動くから、今日は快眠やわ。」
たしかに、この班みんな寝相悪そうな顔ぶれですね。「まっちゃんだったら別に二人でもええねんけどな」っていう謎のフォローが怖かったです。
オカザキ「(サイモンさん7点しゃべりましたよ) まじ?じゃあ俺も頑張らないと。」
「①やっぱゴトウ抜けてさみしいわ。俺が元太の真似したら、ペットボトルぶん投げて爆笑してくれる。しょーもないボケに笑ってくれるっていいよね。飯屋の件は、なんか泣いちゃったよね。俺が班長だったら引き止めないもん、悲しいし、もやっとはするけど、そこまでしない。たぶんみんなそうでしょ? でも、ワキは自分の感情織り交ぜてゴトウに熱く語ってて、良い奴だなって。俺らが薄情で、ワキの方が正しいよね。それに引っ張られて、なんか泣いちゃった。」
ワキが良い奴ってとこまでは完全に同意ですが、肝心のなんで泣いたかがいまいちわかりませんでした。年取ると涙もろくなりますからね、私もこないだ全然甲子園観ないのにふとテレビでやってた熱闘甲子園観て、号泣してしまいました。要は、若い子が熱くなって頑張ってるの見ると、老人は自動で涙が出る仕組みになってるんですよ。
「②【大林と同じピザの話。割愛】」
「③4日前、ワキと二人で寝たんだけど、気づいたらワキが180度回転してて頭に足が当たった。」
「④お土産、ナイフか組み紐しかなくね? ヤクの頭蓋骨をヘッドパーツにして、リアルブルホーンやりたいんだけど、なかなか見つからない。」
「⑤ひげのびない。俺鼻の下のびないけどあごにはのびるタイプなんだよね。○は下唇とあごの間のくぼんでるとこのひげがのびるらしくって、キモイ。」
すごい、才門さんを上回る情報量のなさだ。
最後に、しゃべりたくてたまらないワキ君です。
ワキ「今日午前はゴンパに行ったんですけど、僕宗教画があんまりわかんなくって、怖いっていう負の感情しか抱かないんですよね。あとはこれは頭がドラゴンでかっこいいとか、建物がキラキラしてるとか、その程度。でもダイズは『これは曼荼羅だ』とか言ってて、いや曼荼羅はわかりますけど、日常会話で『これは曼荼羅だ』って言わなくないですか? この絵の意味は、とか言ってるし。教養の格差。」
まあわからんでもないが、地球の歩き方にその辺の解説載ってるだろうし、教養あるものを小馬鹿にしてないで勉強してから観光した方が、普通に楽しめると思います。教養大事。
このあとも長々といろんな話をしてくれたんですが、もう私が限界でメモが死ぬほど適当なので、かいつまんで書きます。
「観光地15元だから行く、って何? 金使いたくないから寝てるって何? もう2度とこないんだろうし、もったいないって思わないのか? 思っちゃうよ、日本人だし。僕はピザも食わない、中華一筋。」
「僕説教の時はメシ食わないって教育されてきたんで、昨日は何も食べずに寝たんですよ。お情けでオカザキさんが買ってくれたポテチつまんだだけ。で、ゴトウ離脱の時もう僕餞別にタブレットあげたんですけど、それをちょけてるとか言われる。断じてちょけてない。」
「心労たまってたんで、今日は丘に登って中国の風に吹かれてぼーっとしてた。ゴトウもういないのかって。MVみたいだった。」
「おおばやしは上回のくせにチェーンとかタクシーとかで金欠になってて無能」
「○○○○はこの班のオモチャ」
「○○さんの権威失墜」
追加で、オカザキさんから東北班へ。
オカザキ「俺らとわんこ蕎麦いった店違うから、一杯の格差がある。だから、今度サシでやろうクリタ。どっちかが死ぬまで。山下は俺に勝てるわけないのでどうでもいい」
はあ、以上1時間半の長電話でした。明日の行程は、
⇒ゾルゲ(変換でねえよ) 90㎞
同じ道ピストンか、旧道ダート峠からしいです。
行程説明の後締めようとしたら、まだ足りないのかワキ君があーだこーだ言ってましたが、もう勘弁して。