松村16です。以下概ね事実ですが、曖昧な記憶と筆者の悪意による事実の歪曲と捏造を含むこと、長電話(48分40秒)と気まぐれで長文駄文となったこと、怠惰により投稿が遅くなったことをお許しください。
8月5日 𦚰(中国四川)班 定時連絡
【メンツ】
1回生:黒井、後藤、萬木
2回生:𦚰(班長)、水谷 大豆
3回生:大林
5回生:岡崎さん
【今日の行程】
成都(せいと)→都江堰(とこうえん) 60km強 天気は降ったりやんだり
【感想】
宿のWifiがスムーズに電話するには弱かったので𦚰はシムフリーの容量を発動してくれました。
《𦚰》
松村「シムフリー誰がやってるん?」
𦚰「萬木と黒井以外全員です。」
すばらしいですね。僕も去年広瀬17の中国班に行きましたが、シムフリーをしたのは班長の彼だけだったので苦労をかけたものです。シムフリーをご存じない方はおググりください。
𦚰「もう情強の流れが来てるんですよ。情弱はこうやって淘汰されていくんです。」
息を吸うように2コ上をおちょくるのはさすがの一言ですね。なんてかわいい後輩でしょう。リンタローがワキチョって呼んでるの聞いて、気に入ったので僕もそう呼んでます。ちなみに彼は脇ではなく𦚰です。
𦚰「今日は観光する予定だったんですけど、主に3つの理由でなくなりまして...」
𦚰「➀雨天」
四川省は雨期ですからね。それを百も承知でワキチョはこの班を作りましたが、以前言っていたとおりしっかりものの彼なら柔軟に対応していけるでしょう。
𦚰「②7時にアラームをかけたが9時に絶起」
ちゃんと去年の大林組の血が生きてますね。っていうか大林おるし。𦚰は去年、大林組こと大林率いる東北班の1回生でした。
𦚰「③岡崎さんのシートクランプ破損や銀行での両替など些末事項」
岡崎さんは(どうせ、多分、いや絶対)暇やったのに出発まで整備もポス夏の下調べもせず何をやってたんでしょうか。反省しろ、いや、してください(おっと失礼)。彼のシートクランプはジャイアントストア(実は中国にたくさんある)のおっちゃんの邪道だが技巧的な処置により一命をとりとめたそうです。
中国での円→元の両替は中国銀行(Bank of China)が大きくてメジャーです。彼らもそこでやったそうです。元は現地両替がお得なタイプの通貨なので中国ツアーは両替ステップを要するのがネックですよね。
《黒井》
黒井「ロストバゲージになったチャリを回収できたのは良かったんですけど、空港泊後気付いたら今度はゴアを失くしてました。雨期なので不安です。」
泣きっ面に蜂でかわいそうに。今合宿の目標はゴア以外失くさないことだそう。どっかで調達できるといいね。ツアーでものを失くすのは慣性の法則くらいの自然現象です。これに対処するのもいわゆるツアー力の一つです(偉そう)。成長のチャンスだと思って頑張ってね。
《萬木》
萬木「今日の宿はめっちゃきれいで、Wifiもなんだかんだ強くて、7人で168元で満足してます。」
毎日宿に泊まる海外ツアーでは宿のクオリティに気分が左右される人も少なくありません。当たりの日は大いに喜び、外れの日は更なる外れだった日を思い出してください。
高額な海外データローミングはナンセンスなので海外ツアーではfree Wifiかシムフリーを利用しますが、さらに中国では当局の事情によりVPNなる技術も必要だったはずです。WifiはつながったけどVPNが不調、どっちもつながったけどそもそもスマホが不調とかで2週間以上携帯がほぼ使えなかったゴミみたいな3回生が去年はいました。しかもそいつは海外経験者なのにデータローミングも当初切り忘れる無能でした(その間もやはり携帯使えなかったのが謎ですが)。皆さんもお気をつけて。
24元/人は安いですね。ちなみに1元=16~17円くらいです。比較すると、去年の中国班での宿代は、大都市や観光地が多かったのもありますがもっと高かったです。ピンキリやったから平均を考えるの難しいけど40~50元くらいやったんかな。
《大林》
松村「しゅんちゃんチェーン持ってきてなかったらしいやん。副将何してんねん。」
大林「黙れ、ワイは偉いんや」
松村「あん⤴?ガキが...舐めてると潰すぞ」
大林「とぅいまてん」
松村「いいだろう」
体育会として敬語と敬意はとっても大切です。先輩にため口なんて言語道断ですよ。
大林「いや違うんですよ。聞いてください。上回っぽい飛行機輪行をしようと思って、RDだけじゃなくて今回はチェーンも外したんですよ。」
松村「へえ、そこまでしたんや。」
大林「でも、外したまんま持ってくんの忘れて、まあ正直トランジットくらいで薄々気付いてたんですけど、輪行解除したら案の定無くて、まあはいって感じです。」
松村「何も弁解になってへんで」
大林「いやでもその後、すぐにチャリ屋探して、ちゃんと電話して空いてるか確かめて、英語でしたけど、それを上回らしく迅速にやって、で、結局2時間遅延くらいで済んだんで、そこは褒めてほしいです」
甘えん坊ですね
松村「おう、それは褒めてやろう」
大林「ああ、ありがとうございます。」
褒めてっつったの自分やのに微妙な反応すんなよ。ここまでは前日の話です。
大林「あすいません、あと今日は言いたいこと4点あって...」
大林「①リアホイールのディスクに油ついててブレーキ効かなくて、パッド外したりして直してたらまた20分くらい遅延させちゃった。ごめんなさい。」
執行猶予期間中の再犯は目も当てられません。
大林「②自分は行程遅延させて迷惑かけて岡崎さんにめっちゃ煽られたけど、自分もシートクランプ壊れとるやん」
こういうのを目こそ鼻くそを笑うと言います。
大林「③くしゃみするたび、鼻から鼻水じゃなくて石油出ないかな~」
出ません
大林「④1回生ゴトシュンができるやつすぎて𦚰が萎えてる。彼には班長としてオリジナリティを見つけてほしい。」
上回生らしい気遣いを見せてくれました。ゴトシュンは中国語堪能らしいですね。ワキチョには是非前向きに頑張って欲しいですね。
《水谷(大豆)》
松村「班長じゃない2回生は班長のストレス発散のサンドバッグになりがちやけど、今んとこどう?」
大豆「今んところ大丈夫ですね。ストレスって言っても、黒井のロストバゲージとか結局どの航空会社や職員が悪いのか分かんないし、ゴトシュンが有能とか別に彼は悪くないし、やり場のないストレスなのでどうしようもないって感じですね」
松村「ああ~なるほどね。でも、去年の中国班では、やり場のないはずのストレスも全部広瀬班長は同回生の養父にぶつけていじめてたで。」
大豆「じゃあ𦚰は人格者なのかもしれませんね」
ワキチョはいい子です
松村「あと、大豆は初海外やけどどう?」
大豆「中国人の交通マナーが悪くて、文化の差を感じますね。赤信号は集団で無視するし、チャリレーンにトラックとか原付が普通に入ってくるし。」
大豆はまだあんまり怒ってなさそうでしたが、中国の交通マナーは文化の差として到底受け入れられるものではないという人は多いです。しかしそういうところも含めて日本との違いを是非楽しんでください。
《後藤》
松村「なんか後ろにぎやかやけど、今何してるん?」
後藤「今中国式の1~10までの指での表し方をレクチャーしてました。岡崎さんが特に中国語の勉強に熱心で、これなんて言うの?ってよく聞いてくるし、メモも取ってるし、一人で復習とかもしてます。」
松村「へえ、意外やな。彼がそんな真剣でマメなのは珍しい。」
ちょっと見直しました。もともと尊敬してますが。それにしても中国でゴトシュンは本当に頼りになるようですね。1回生から重役を担うとは今後が楽しみです。
後藤「熱心なのはまあ大林さんも。あと1回生もちょっと。大豆さんはそんなに熱量感じないです。」
大豆はマイペースなようですね。
後藤「銀行で今日、美女職員さんに会ったんですけど、ジャパニーズって言ったら日本語で話してくれて、なんとトリリンガルでビックリしました。」
これを聞いて、個人的には何というか、紫色?くらいの記憶がよみがえりました。
後藤「明日は7mmの雨が降るらしいんで、停滞するみたいです。だから僕のトランプが火を吹くかもしれません」
なんとこやつトランプまで持ってきてました。トランプは火なんて吹きませんが。終始、抜かりのないしっかり者という印象でした。こりゃあ班長が逆に滅入るのも無理ないですね。ゴトシュンはもちろんそのままでいいんですが、1回生はちょっと手がかかるくらいが班長には丁度良かったりもします。班長によりますが。僕が班長だったときは澤村なんてかわいいもんでした。難しいですね。
《岡崎さん》
岡崎さん「まっつんさ、ポス夏の行程つくっといてね」
松村「いや岡崎さん7月絶対暇だったでしょ。作ってくださいよ」
僕と彼はポス夏に同じツアーに行く予定ですが、企画者は一人に定まってない感じで、行程は未完成なのです。
岡崎さん「いや7月意外と忙しかったよ。しかも中国じゃ調べられないから無理無理。よろしく~」
ずりーな。俺だって国内夏合宿行くんやが。
岡崎さん「中国語のてっぱんコンボ思いついたんだけどさ。」
松村「え、何ですか?」
岡崎さん「对不起?」…すいません
女性「对」…はい、なんですか?
岡崎さん「您是范冰冰?」…あなたはファン・ビンビン(中国の美人女優)ですか?
女性「不是」…違いますよ
岡崎さん「漂亮!」…(あなたは)きれいだ!
岡崎さん「で、これで女の人はえ、え、ってなるじゃん?そしたらあとはもう『我愛你』(愛してる)でイチコロよ。」
非常に簡単な中国語だけなので使いやすいコンボですね。さすが岡崎さん(色んな意味で)。皆さんも是非お試しください。
岡崎さん「中国のかわいい子の出現率はポケモンで言うとラルトスくらいで、ほとんどケムッソとかマユルドしか出てこない」
ポケモンで例えるのは彼の十八番の一つです。分かる人には分かりますが、相変わらずキレッキレですね。
岡崎さん「中国人より民度低くていいから楽しいわ。皆赤信号めっちゃ無視するし。」
多分「中国人より民度高ければいい」の間違いでしょう。民度低い中国人より民度低い人は民度低いのでアウトです。去年の僕は多分アウトでしたが。そして岡崎さんの気持ちはめっちゃ分かります。
松村「海外もいっぱい行ってるイメージですけど中国は初めてですよね?」
岡崎さん「そうそう、まだヨーロッパとニュージーしか行ってないからね。俺トイレ洋式じゃないとだめやからしんどいわ。和式を洋式にする道具で何とかするわ」
松村「え?そんなんあるんですか?」
岡崎さん「知らんけど」
なんやねん。ホントに彼は相変わらずの調子でした。と言いたいところですが、ちょっと話し声がいつもより元気無さそうに感じました。彼も久しぶりの海外ツアーで疲れてるんでしょうか。年長者として頑張ってください!そのうち衣さんも来るし。
《𦚰》
𦚰「このままだと衣さんは80kmビハインドくらいなのですぐ追い付かれますね。ヤバいヤバいw」
松村「ああ~80kmは衣さんなら誤差やね。そりゃまずいわ笑」
M1の衣川15さんが数日後に合流予定です。彼は数十kmの遅れを全自走で取り戻すらしいです。彼らしくて素敵ですね。
𦚰「もちろんホントは早く追い付いてほしいんですけどね。色々荷物任せてるし頼りになるし。」
そりゃそう。僕が言うまでもありませんが衣さんはホントに頼りになります。確か中国は3回目やし。
𦚰「去年松村さんが中国語担当だったのに、広瀬さんが翻訳アプリ入れて用済みになってはいられてたじゃないですか?それと同じで、僕は翻訳アプリ入れてるんですけど、ゴトシュンは完全に同時通訳なのでもう勝てません。」
𦚰は中国語ちょっと話せるし翻訳アプリも入れてるしで、普通なら中国語面でも十分活躍できるはずなんですけどね。𦚰はあくまで僕に分かりやすく説明するために去年の僕と広瀬のことを引き合いに出してくれましたが、これって俺さ、もしかして登場人物の中で「the most 役立たず」の噛ませ犬になってね?まあ彼はガチでは落ち込んでそうだったのでつっこめませんでしたが。ワキチョへ、レベルは違えど僕は共感できてるつもりではいます。
𦚰「あと、なんかトレイン引くのって難しいって改めて感じましたね。僕今日ずっと引いてたんですけど、思ったより速かったみたいで、特に路駐車をまくる時なんてさらに加速しちゃって、気付いたら二番目に走ってる人(黒井って言ってたかな?)がめっちゃ離れてるんですよ。多分20km/hは出てないはずなんですけど」
ここで横槍が...
岡崎さん?「いや多分25km/hは出てたで。」
𦚰「あれ?ホントですか?いやあやっぱり難しいですね。先頭になるといつもより遅く感じて速くしちゃうの何なんですかね?去年の大林さんの気持ちが分かりました。」
これは上回なら皆共感できるでしょう。あの感覚ってホント何でしょうね?後ろにいると全然そうでもないんですけどね。僕も班長の時苦悩したもんです(今はできるとは言ってない)。大林はこれを聞いてしたり顔でも浮かべてるんでしょうか。去年の大林も含め、遅いと思われたくなくて速くしちゃうという人は多いです。僕もそうでした。𦚰もそれはちょっとあるんでしょうか。𦚰の悩みを色々聞いていると、去年の自分や広瀬、2回生で班長をやった時の自分が懐かしい限りです。心配ですが微笑ましくもあります。
松村「まあ難しいことやからそんなに落ち込まんでいいよ。よくある、よくある。」
うっかりアドバイスし忘れましたが、サイコンを持たぬ僕が引くときは、一定のケイデンスを意識したり(勾配やギアが変われば当然変わりますが)、こまめに後ろを見て班員の表情を確認したりします(忘れることもありますが)。状況にもよりますが、急いでないなら後ろの人が口を閉じて鼻で呼吸できるくらいでいいと思ってます(ガバガバな目安ですごめんね)。
𦚰「まあ明日からは微アップなので、トレイン組まないかもしれないから気楽です。」
松村「うん、気楽にやってください。」
長電話で貴重なシムフリーのキャパ削って晩御飯遅らせてすいませんでした。健闘と楽しい旅を祈ってます。
【明日の予定】
雨予報なので停滞
↑岡崎さんのシートクランプ(おそらく術後)