こんにちは。脇18です。この記事では、夏合宿中国四川班の紹介をします。最後までお付き合いいただければ幸いです。
突然ですが、「中国」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?
中華料理、パンダ、雄大な自然、…etc
そのすべてを網羅していくツアーが、中国四川班です!!
【期間】
テスト後できるだけ早く出発して3週間強くらいを考えていますが、メンバーと相談です。(そもそもテスト後すぐ出発しようとしているのは僕のエゴなので、当然ほかの班員の事情も尊重したいと考えています)
【行程の概要】
四川省の省会(省都)である成都まで飛行機輪行し、そこから北上しながら高山地帯に入り、景勝地・観光地を回っていきます。(地図は随時upします)
最終目的地は松藩もしくは九寨溝です。
走れるだけ走ったのち、成都までバス輪行で戻り(時間があれば走ってもいいかもしれません。どうせ全ダウンなので)、飛行機で日本へと帰ります。
総走行距離は大体1000kmくらいです。標高が高い分(平均して3000mくらい)、強度はやや高いかもしれません。ただ、一度標高を上げてしまえば、あとは些細なアップダウンが散見されるだけで、国内ツアーのように毎日何かしらの峠を越えるということはないです。
【見どころ】
行程に沿って見どころを紹介していきます。
成都
旅のスタートでありゴール。四川省の省会だけあって非常に発展した都市です。飛行機輪行でメカトラブルがあったとしても、GIANTショップをはじめとする自転車屋がそこらじゅうにあるので、応急処置が可能なのではないでしょうか。
また、成都は美食の都としても有名です。安くておいしい四川料理をお腹一杯食べることができます。本場の麻婆豆腐や火鍋の辛さを体感してみたくないですか?
さらに、成都にはジャイアントパンダ繁殖研究基地という超巨大施設があり、たくさんのパンダを見ることができます。パンダの繁殖や生態についての知見を深めることも可能です。
(この2枚の写真は、僕が3月に成都に行ったときに撮影したものです)
都江堰
成都から北へとペダルを回すことおよそ60km、最初にたどり着くビュースポットです。
古代の中国人が作り上げた巨大灌漑施設は圧巻ですね。
KUCC風に言うなら「地球工を感じろ」ってところでしょうか。
出典元:https://worldheritagesite.xyz/qingcheng/
達古氷河
黒水県にある山です。日本人にとっては聞きなじみのない観光地ですね。
万年雪に覆われた峰、巨大な湖、ダイナミックな峡谷や氷河などが楽しめる素晴らしい景勝地です!
ロープウェイを使えば4860mの展望台まで上れるみたいです。すごいですね。時間があれば上ってもいいかもしれません。
出典:https://etours.world/secondlife/info/itb6322/ (達古氷河景区提供)
長江黄河分水嶺
成都からコツコツと標高をあげることおよそ3800m、長江と黄河の分水嶺にたどり着きます。
別にビュースポットとかではないのですが、個人的にココは我が班最大の山場だと思っています。
なぜなら、行程上、成都からほぼずっとアップし続けるからです。たどり着いたときの達成感はひとしお。
ぜひ僕とその感動を分かち合いましょう!
出典:https://www.tripadvisor.jp/LocationPhotoDirectLink-g297435-d502659-i261969487-Yellow_River-Zhengzhou_Henan.html (トリップアドバイザー提供)
紅原・若爾蓋
長江と黄河の分水嶺を抜けた先には、大草原、大湿原が広がります。
その中をサイクリングすることを想像しただけでもワクワクしてきますね!
標高3000mの高原で無心にペダルを回して、チベットの風を感じましょう!
出典:https://www.tripadvisor.jp/LocationPhotoDirectLink-g1632678-d1823970-i53586285-Hongyuan_Zoige_Prairie-Hongyuan_County_Sichuan.html (トリップアドバイザー提供)
出典:http://www.swan-japan.co.jp/contents/photo_gallery/2010/ruoergai/001.html
郎木寺
四川省と甘粛省の省境付近に広がる町。いくつかのゴンパ(チベット仏教の寺院)があります。
町の周囲は丘に囲まれており、隠れ里感が強い感じです。
自転車を漕ぐのに飽きてきたら、このあたりでトレッキングやハイキングをするのもアリですね。
もちろん、ただぼーっとして過ごすのも気持ちいいでしょう。
出典:https://www.tripbymyself.com/entry/roubouku3
松潘
英気を養った後は南下して松潘という町に向かいます。ここは観光業が盛んで、後述する九寨溝への玄関口にもなっています。
古城の街並みが特徴的で、異国情緒に浸れること間違いなしです。
ホーストレッキングも有名らしいですよ。
出典:https://you.m.autohome.com.cn/details/64350
黄龍
松潘の近くにある超有名な世界遺産です。
名前は知らなくても、画像は見たことあるという方も多いのでは?
まさに黄金の龍を彷彿とさせるカルスト地形と美しく輝く水のコラボレーションは必見です!
出典:https://worldheritagesite.xyz/huanglong/
九寨溝
こちらも超有名な世界遺産です。
エメラルドグリーンに輝く湖と倒木を一目見てしまえば、もう他の湖では満足できなくなります。
※2017年に発生した地震からの復興がまだ完了していないので、見られるかどうかはわかりません。部分開放しているというウワサもありますが…
出典:https://www.his-j.com/tyo/zekkei/kyusaikou/
【費用について】
航空券がおよそ5万円(直行便でなければ4万くらい)、滞在費に多めに見積もって6万円強~7万円くらいあれば十分すぎるほどだと思います。中国は比較的物価が安いので、毎日外食、宿泊してもそこまで高くつきません。目安として、一食(高くて)およそ300~350円、一泊(高くて)900円くらいです。
ただし、海外ツアーの基本として予防接種(A型肝炎、破傷風はマスト)を打つ必要があるのと、16日以上滞在する場合にはビザを取得する必要があります。(一か月のビザを発行するのに8400円かかります)
【高山病について】
この班の行程では、その多くを標高2000m以上の高地で過ごします。そのため、必然的に高山病になるリスクが出てきます。
班長である僕は3月に標高4000m越えの経験がありますし、高山病の薬も持っているので、多少なりとも対策のノウハウはあります(もちろんこれからも勉強します)。また、できるだけ毎日ちょっとずつでも漕いで、日によって急激に強度が変わらないように調整しますので安心してください。(場所によっては停滞・輪行も辞さない構えです)
【気候について】
ツアーにおいて気候は非常に大切な要素です。ここまであえて触れずにきましたが、はっきり申し上げますと、8月の四川省はがっつり雨季です。しかし、雨が激しいのは四川盆地に位置する成都が主で、標高と緯度を上げていくと高原の気候になっていくので、行程に支障が出るほどではないと考えています(雨は主に夜間に降るため)。さらに、雨季だからこそ美しい湖の景観が楽しめるというメリットもあります。まだまだ下調べが足りていないので、新しい情報が手に入り次第、行程変更する(輪行を増やす)かもしれません。
【最後に】
僕は今年の3月に初めて中国(雲南省)にツアーに行き、そこで中国が好きになりました。そして、今年の夏は僕が感じた中国の良さを皆さんに伝えたいと思ってこの班を作りました。班長として至らない点も数多くあるとは思いますが、精いっぱい頑張る所存です。たくさんの方のご参加をお待ちしています。何か質問等ありましたら脇18まで。