8月26日水谷(北海道)班定時連絡

北海道班定時連絡


森(15)


すでに札幌のアサヒビール園で優勝を終えた太亮から電話がかかってきました


太亮「今日解散したんですよぉ、みんなフェリー乗り場に行っちゃって今一人なんですぅ、寂しいですよぉ。」


彼は実家まで飛行機で帰るそうです。飛行機の時間まで一人で感傷に浸っていたようでした。心なしか声が湿っぽい太亮。


森「太亮お疲れ、班長大変だったね」


太亮「大変でしたぁ。僕不幸じゃないですかぁ、雨降られたり色々不幸なことがあったんで最初の方は大変だったんですよぉ。でも他人のこと考えないようにして自分のことを中心に考えるようになったらだいぶ楽になりましたぁ。最後の方めっちゃ晴れたんですよぉ。大満足ですぅ。今日は楽しかったぁ。札幌駅の真前で柴山の誕生日を祝ったあとアサヒビール園で優勝ですよ。全部許せますよね。」


森「そっかぁ。一回生はどうだった?」


太亮「楽しそうでしたよぉ。楽しそうでしたしこっちも楽しかったですぅ。一回生は一回生同士仲良くやってましたよ。ただ仲が良すぎて上回が入りにくいところがありましたねぇ。ちょっと寂しかったんですよぉ。

芝山はねぇ、ガチ陽キャで気が効くんですよぉ、コッフェルも洗ってくれるしチャラチャラしてそうでしっかりしてますねぇ合理的に考えて行動してくれます。

たけしはねぇ、逆なんです。合理的に考えて何もしないんですよぉ。慎重ですねぇ。

建石はちょっと抜けてるけどそれが普通の一回生って感じですよねぇ。

枦込くんは『地を行く自信家でヤベー奴』(原文ママ)めっちゃ面白いんですよぉ。最初公費係だったんですけど、雨の日にゴアのポッケに入れててびしょびしょにしたんですよぉ、それだけじゃなくて公費を肌身離さず持ち歩かなくてパッキングに放置するんですよぉ。本当はたけしにやってもらおうと思ってたんですけど彼慎重なんでやろうとしてくれなかったんですよぉ、そしたら枦込くんが『僕行けます』っていうんですよぉ。途中合流の人たちの1食分の公費回収に2000円回収した時にたまらず公費係を解任しちゃいましたぁ。でも僕たちの脳死いじりにちゃんと突っ込んでくれるんですよぉ。めっちゃ面白いですぅ。

一回生たちにも電話してあげてください。ちょっと思い出したら昂ぶってきちゃったので夜の札幌を走り回りますぅ。すぐしんごうにひっかかっちゃいますけどねぇ。じゃあまた9月に。」


太亮は本当に楽しそうに語ってくれますね。みんなから愛される所以でしょう。

一回生に電話をかけて一番面白かった上回生、思い出に残ったところ、班員への悪口を聞きました。フェリーに乗る直前であまり時間がなく、あっさりした最後の定時連絡になってしまったのが残念でなりません。


たけし「一番面白かった上回ですか、、岡崎さんですね。とにかく濃かった。岡崎さんたちがいた帯広がめちゃくちゃ面白くて思い出に残っています。景色で言ったら美幌峠エサヌカ線ですかね。」


建石「一番面白かったのは澤村さんですね。よくわからないところが。転げ落ちる澤村さんとか爆笑しましたね。(悪口は、その本人もネタにするあることらしいのですが僕はこんなことが聞きたいのではありませんので書きません。本人の手に及ばない性質<特に身体的特徴>を嘲るのは到底許される行為ではありません。これは建石くんに言っているわけではありません。君たちですよ。)」


枦込「一番おもしろかったのは余合さんです。普段は僕のザック持ってくれたり優しくてかっこいいんです。でも今日ジンギスカンでベロベロに酔ってるところがギャップで面白かったです。知床峠は暴風雨で吹き飛ばされるかと思ったので思い出に残ってます。澤村さんに言いたいことがあります。僕のシュラフ臭いんですよ。澤村さんは僕の隣で寝ようとして銀マを敷いてシュラフに入った途端にムクッと立ち上がって銀マをちょっと離したんです。それで一言『強く生きろよ』って。意味わかんなくないですか(怒)。ひどいです。」


芝山「一番面白かったのは岡崎さんですね。走った期間は短かったんですが長い間一緒にいたんです。思い出に残ってることですか、宗谷岬ですね。宗谷岬で日の出みることになったんですよ。日の出も綺麗だったんですが日の出前の星が綺麗すぎて霞んで見えましたね。いや、やまおじほんと弱いっすよ。普段のテンバでは『なんでみんな酒飲まへんのかな、もっと飲めよ』って言ってたんですよ。でも今日優勝の日に限って『いやフェリーあるから』とか『今俺太ってるねんなぁ』とか言ってカルピス飲んでるんですよ。ほんと弱い。」


???「いやいやいや、ちゃうねんちゃうねん」


愉快な一回生を持って太亮はさぞ楽しかったでしょう。長い間お疲れ様です。


森(15)