奥村率いる信州・北関東分断国道班の定時連絡です。
メンツ
1回生 吉武
2回生 奥村
3回生 安田
前回僕が定時連絡をした18日には6人の大所帯でしたが知らぬ間に(批判)急激な人口減少があったようです。安田・奥村・一回生一人という既視感のある構成になりました。
勢戸くんは体調不良で離脱して今も高熱だそうです。お大事に。
今日の行程
那須塩原でフリー
前日「塩原から那須へ行く道」で疲れ果てたため今日は休養日だったそうです。
この班は動く日がきつすぎて休む日が多くなる(ために平均的に見ると普通の強度になっている)、という風潮があるようです。
奥村感想1
佐藤「何してました?」
奥村「今日は朝マックを食べて、そのあと温泉でずっと寝てました。あと昨日の(検閲により削除)道路で靴が壊れたのでトレッキングシューズを買いました。今日は明日に備えて体調と装備を整える日でしたね」
佐藤「班員急に減ったね」
奥村「そうですね。せせさんが帰って大なべが不要になったので持って帰ってもらいました。ついでにいろんな荷物をボックスに郵送して軽量化しました」
佐藤「新しいな。たとえばなに?」
奥村「スプロケ外しとか、あと三日分の服を二日分にしたり、食器用洗剤を一人一本じゃなくて全員で一本にしたり、です」
佐藤「どうせもうすぐ終わるんじゃないの?」
奥村「そうですね。最短あと二日です。明日は黒磯田島線の廃道ダートに行って、あさって八十里越えで終わりです。あさってがフィナーレにしてメインディッシュですね」
たったあと二日のために軽量化郵送を図るとは、いかに八十里越えに命を懸けているかがうかがえます。
このあとおっくんに「林道」と「ダート」の定義を教えてもらいましたが(黒磯田島線は昔は「林道」だったが今は「ダート」だ、という話に関連して)自分の言葉で説明できるほどには理解できなかったので割愛いたします。
吉武感想
佐藤「今日は何してました?」
吉武「コンビニで二時間ぐらい携帯の(検閲により削除)をしながらグダグダしてました。そのあとアベ7㎞ぐらいで平地を漕ぎながら温泉に行って、11時から3時ぐらいまで風呂グダしてました。以上です」
佐藤「ガチで何もしてないじゃん」
吉武「そうですね。遊園地があったらしいんですが、まだでかい担ぎが残っているので本能的に休む方向に体が動きました。本当に何もせず一日が終わりましたね」
佐藤「成績はどうでした?」
吉武(工・電電)「僕、ほとんどの科目をテスト当日の朝に勉強したんですけど、意外と救済みたいなのが多くてほぼ単位取れましたね。4科目で60点ジャストを取りました」
佐藤「優秀だね」
吉武「でもいちばん勉強したはずの線形代数で44点で、それがショックでしたね。レポートもほぼ毎回出したのに」
佐藤「大学のテストなんてそんなもんよ。勉強してなくても単位取れるし、かといって勉強したから取れるってわけでもないし、それでニヒリズムに陥って勉強しなくなるのが大学生あるある」
吉武「俺の回りの電電はすでにそんな感じですね。そいつらと遊んでたせいで僕も当日の朝にしかテスト勉強やらなくなりました」
佐藤「KUCCの電電だいたい優秀だけどな」
吉武「でも藤原さんそうでもなくないですか?」
二単位しか落としていないのにショックを受けているあたりが初々しいですね。
佐藤「そろそろ終わりだけど帰ったら何したい?」
吉武「寝たいです(即答)。でも僕実家に帰らなきゃいけないんですよね。お金なくなったんで。ツアー中にお金使いすぎましたね」
佐藤「夏合宿なんだかんだ金かかるよな」
吉武「はい。生活費ぐらいで十分だと思ってたんですけど行動食代とかがバカにならないですね。あと途中でキャリア壊れてそれの修理費もだいぶかかりました。いや~、でももうすぐギンマから解放されるのが本当にうれしいです」
佐藤「この班どうでした?」
吉武「結構よかったですよ。なんか上回生はいっつも揉めてましたけど」
佐藤「巻き込まれなかった?」
吉武「そうですね。もめもめしてましたが僕はいつもそれを遠くから見てました。班長は精神的負担が大きそうすぎてやりたくないですね」
佐藤「二回生になると班長だろうがそうでなかろうが揉め事に関与しなきゃいけなくなる(自身の経験から)からがんばってね」
揉め事を受け流すしたたかさを身につけていた吉武くんでした。
KUCCで得られるものの中で将来最も役に立つ能力ですね。
安田感想
佐藤「今日何してた?」
安田「今日は朝起きてコンビニにいって、『銀の匙』の14巻を立ち読みしてました。そのあとイートインスペースで携帯の(検閲により削除)をして、吉武と一緒に成績を見ました。そのあと映画に行こうと思ったんですけど、上映時間を勘違いしてて目当ての映画が見られませんでした」
佐藤「結局映画何も観なかったの?」
安田「はい。でも黒磯ってすごい所ですね。映画館もブックオフもあるし。しかも映画館4DX対応なんですよ」
結局行かなかったくせに映画館のアピールをする安田でした。
佐藤「で、ブックオフ行ったの?」
安田「ブックオフで『乙嫁語り』を読んでました。ボックスは7巻までしかないですが9巻まで読めました。ボックスの漫画は全巻そろってないのが多いのでこういう機会に読みたくなりますね。
そのあと温泉に行って、買い出しして、今日が終わりました」
佐藤「今日晴れてた?」
安田「ずっと晴れてました。一回も雨が降らなかったのはこの夏合宿中初めてです」
佐藤「晴れの日に限って停滞してない?」
安田「いや~、二日連続3時起きだったんでさすがに今日はみんな休みたがってました」
KUCCに限らず全国的なニュースになっていますが今年の東日本は雨が多かったようですね。どの班もようやく晴れてきたっぽいので最後に爆晴れの中走って記憶を書き換えられるようにがんばりましょう。
佐藤「ポス夏は?」
安田「未定ですね。これ以上バイトを抜けてしまうのも心苦しいのでとりあえず京都に帰ると思います」
安田のバイト先はおそらく某老益によって支えられていることでしょう。
佐藤「あとなんか言いたいことある?」
安田「昨日の吉武の話なんですが、ダウン中に虹が出ていて景色がとてもきれいで、吉武が風景をかみしめながら走ってたんですよ。その姿を見ると今までぜんぜん晴れの景色を見てなかったんだなあって思って胸が痛みました」
何はともあれ終盤に晴れを持ってこられてよかったですね。
奥村感想2
「夏合宿には行ってないんですけど、齋藤くんに一言。(書いても誰も得しない内容だったので省略)」
齋藤くんは少なからぬ人が話題にあげていました。
何があったのか知りませんが(知らないとは言ってない)人気者ですね。
明日の行程
那須塩原→黒磯→田島
いよいよ最終盤ですね。奥村らしく締めくくれるように最後までがんばってください。
特別企画「奥村にとって自転車とは」
「自転車とは、ロードレース・ポタリング・トレイル・ダート・担ぎなど活力ある人間の欲望を様々な面から満たすものでありますが、酷道・険道を愛する僕にとっては、徒歩や四輪、自動二輪では踏破できない道での優れた移動手段であると感じています」
担当:佐藤