8月10~14日 ノルウェー班 定時連絡

大野率いるノルウェー班から五日分の定時連絡が来たのでまとめてお届けします。

以下転送(担当:佐藤)


8/10


この日は贅沢にも宿についた優雅な朝食からスタート。なんの違和感もなく出発は10時となってしまいましたが、今度こそベルゲンへ向かって本格的な一歩を漕ぎだしました。ルート7に沿ってひたすらフリーのはずが、天気と景色が気持ちよすぎるためか休憩ばっかりでなかなか進みません。途中のダート道では道に迷いながらもきれいな湖を楽しみつつのんびり進み、後半の数十キロはもう陽も傾きかけていましたが徐々に現れるノルウェー感!が最高でした。


キャンプ場ではポムポムプリンが湖に落ちました(画像参照)笑 なので全員でバンクーバーに就寝。意外と7人はいるものですね。そして本日の夜ご飯はなんと「ブルーチーズ入りカルボナーラ」です!しゃれおつだ。ノルウェー班の自炊レベルは相当に高いぜ。


 


8/11


この日は地獄のような日でした。いや正確には天国も地獄も半々だったのですが。というのも、朝から関くんが体調不良というのもありキャンプ場にトランポリンがあったのもあり、まあいろいろあり、出発がまたもや昼前に。そうして8キロほど移動した先の町で買い出し&お昼ご飯(ハンバーガー)を楽しんでいるとあっという間に15時になってしまったので、慌てて残り80キロの行程に取りかかりました。ここまではのんびりとした良い日だったのですが、わたしはここで最大のミスを犯してしまったのです、昨日のようにルート7を行けばよいところを、なぜか別ルートの方を選択。確か交通量が少ないからとかいう理由だった気がしますがなぜあのときその道を選んだのかは今でも謎です。とにかくその道は不運にもとんでもなくクソな道で、景色は無いくせしてただただアップ基調の山道でした。みんな、すまない。途中から雨も降り出し、一回生とテールのわたしは体力的にも精神的にもヘトヘトになりながら22時頃ようやく目的地に到着、関くんは寝込んでいました。まじで申し訳ない。時間が遅いのでキャンプ場もホテルもことごとく閉まっており、泊まる場所を求めて奔走して最終的には「エマージェンシー!」ということで、キャンプ場に泊まりました。寒い中夜も遅くにせめて病人だけでもと全てのプライドを投げ捨てて宿を探したあの夜は本当に二度と経験したくないですね。まさかアウトドアに寛容なノルウェーで警察のお咎めを受けるとは思いませんでした。そんなに怪しかっただろうか。班長としての責任の重さを痛感した夜でもありましたね。ひどい日であった。この時点で明日の停滞が確定。


 


8/12


ゆるふわを謳っていたノルウェー班としては今日は停滞日にして昨日のしんどさを緩和しなければ!という使命感があり、結構天気は良かったですが停滞日としました。昨日寝たのが夜中の2時半とかだったので、わたしとこんちゃんは10時頃までぐっすりと眠り、起きるとおいしそうな海鮮ピラフ?が出来上がっていました。白米に、エビと魚とコーンとマッシュルームと水菜とチーズの炒めたのをのせたやつ。めちゃくちゃおいしかったです。そのあとみんなで昼寝。それからスーパーに買い出しに行って、テントで菓子パして、それから元気のある5人で10キロ先のチーズ工場に遊びに行きました。時間外にもかかわらず、優しいお兄さんにわざわざ工場を開けてもらって、めっちゃ試食させてもらって、チーズを爆買い。ジェームスのテンションの上がりようが異常であった。戻ったらもう20時半だったので夜ご飯を作りました。本日のメニューは「鯖缶トマトピラフ」です。これも激ウマ。ノルウェーでのキャンピングは非常に寒いですがおいしいご飯のおかげで元気にやっていけてます!


 


8/13


こんばんは、ノルウェー最高峰付近(?)よりノルウェー班です。


すっかり朝寝坊が板についたノルウェー班ですが今日の出発も11時。そこからマーケットに行くので結局13時。ダメダメですね。この日も遅い出発を悔やむこととなります。氷河を少し越えた100キロ先のキャンプ場を目指していたのですが、思ったよりアップがきついのと、標高が上がるにつれ風は強まるわ寒いわで25キロ地点で一旦休憩。みんなでピザを食べました。今日は本当に寒くて、なんと外気温は6度とか。いつか来るダウンを期待して漕いでいたんですが上の方では雨が降り出し、ありえないほど寒くて、すごく過酷な1日となってしまいました。我々が雨に打たれ寒さに凍えて死にかけていたところに、ちょうど山小屋?があって、そこで宿泊ができるようだったので、即駆け込み停滞を決めました。さすがに寒すぎた。風邪気味の方々は早々に就寝、元気な5人でノルウェービールを注文してちょっとした宴を開催。屋根があるって本当に幸せ。外はもう信じられない寒さで、あれだけ過酷な状況下で自転車を漕いでいた自分たちと、その直後に宴を開くだけの元気のある自分たちのタフさを実感した1日でした。ただ、今日みられた荒涼とした高地の風景は個人的にはこれまでで一番好きでした。


ベルゲンまでもう少し。遠いなぁ。


 


8/14


オッダの町よりノルウェー班です。


ノルウェーに来て1週間も過ぎ、朝から30クローネ(450円)のコーヒーを飲むことにも抵抗を感じなくなってしまった我々は優雅な朝食を楽しみ、10時出発という順調な滑り出し。氷河地帯の最高峰(寒い!)にいたので、今日はほぼ全ダウン。予定を変更してトロルの舌の拠点であるオッダまでの110キロを走破しました。想像以上のフィヨルドの荘厳さにこんちゃんは泣いてしまった。この景色を全ダウンで晴れのもと楽しむために昨日頑張ったかと思うと感慨深い。滝をみたりチェリーを食べたりしながら20時ごろには全員オッダに着き、初めて健全な距離を健全に走った日であった気がします笑 今日はホステルに泊まりました。本日の自炊メニューは「芽キャベツ入り具沢山スープパスタ」です!フィヨルドの大本命をたっぷり堪能しおいしい夜ご飯も食べられて大満足の1日でした。オッダの夜景がすごくきれい。


 


ジェームス 大陸の西側で偏西風を敵に回してはいけなかった。


若杉 寒いと感情が無くなることが分かりました。お天気はとても重要ですね。景色、本当に壮大で心が洗われています。


関 ノルウェー人の言うall downが広義過ぎてつらい。


近田  ノルウェーの寒さなめてましたごめんなさい。14日は天気も景色も素晴らしかった。


内田 (彼は熱でダウン。寝てます)


川澄  山道、寒さ、雨、向かい風は本当に萎えた。

ただ、フィヨルドの美しさはまじでやばい!



こんた、野そデビュー
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ポムポムプリン、湖に落ちる。



うますぎる自炊

フィヨルドの合間を縫う絶景ダウン


だいたい元気です。