8月19日 大嶋班定時連絡

本日1班目は3日ぶりの定時連絡、大嶋班でした。久々に聞いた大嶋の声は心なしか逞しく、班長らしさが滲み出ていたように感じられました。気のせいかもしれませんが。

面子は3回生大野、松井、中川、2回生大嶋、1回生山澤、高田、脇坂、奥谷です。

松岡は屋久島に渡る前に鹿児島で離脱していた模様です。

この三日間で洋上アルプスの異名をとる宮之浦岳登山に臨み、本日宮之浦集落に無事帰還したそうです。

丁寧に3日分の行程を説明してくれました。

17日 淀川登山口→淀川小屋

18日 淀川小屋→宮之浦岳→新高塚小屋

19日 新高塚小屋→縄文杉→ウィルソン株→宮之浦集落

で集落にてコインランドリーに入ったそうです。

屋久島といえば雨ということで、屋久島滞在中の天候を聞いてみたところ、宮之浦岳登頂の日は真っ白で何も見えなかったが今日の下山では晴れ間が広がり景色が頗る良かったそうで、班長もご満悦の様子でした。また、班長に屋久島で一番印象に残ったことを聞いてみたところ

「屋久島は直接関係ないんですが、中川さんが高校生クイズでベスト8に入っていたという事実が発覚して(驚きのあまり)屋久島そのものがぶっ飛びました。屋久島を返してほしいです…」

とのこと。中川は大嶋に即刻屋久島を返してあげて下さい。

1回生たちも晴れの屋久島を楽しんだようで、口々に印象深い出来事を話してくれました。

奥谷「山小屋が綺麗でした。色々な人と会って話もできましたし、良かったです。ただ、外国人と間違えられたのは残念でした。」

長身の奥谷は他人と接触の際「ソーリー」と謝られたそう。私にしてみれば羨ましい限りですが…

最も印象に残っているのは太鼓岩で屋久島のほとんどの山が見え大変綺麗だったとのことです。

「ジャンプした写真を撮りました」と嬉しそうに教えてくれました。

また本日の夕食はラーメンだったらしく、屋久島模様のチャーシュー入りのラーメンそのもののおいしさもさることながら、たまたま居合わせた漁船の船長からご馳走なったトビウオの刺身が非常に良かったようです。

話を聞いているだけでこちらも楽しくなってきます。

山澤は登山の苦楽を味わったようです。

「今日はほとんど下りだったけど疲れました。昨日は景色がなかったので残念でしたが、今日は晴れて、あの綺麗さは言葉にできないですね」

また、「残り0,5km」表示からの長さに辟易した様子でした。登山と自転車の距離感覚の違いに戸惑う、実に1回生らしい感想をいただくことができこちらもニヤリとしてしまいます。

高田は「(宮之浦のガスは)屋久島なので仕方ないです」とサトリ全開でした。

一番印象に残っているのは?との質問には

「白谷雲水峡ですね。もののけ姫の森そのままなんですよ」との回答。

ただ、妖精は見えた?と尋ねると

「心が汚いんで見えませんでした」

浄化してからぜひまた行ってみてください。

脇坂は「自転車とは違う達成感」を味わった一方、やはり残り1㎞表示からの長さにげんなりのご様子。さらに登山のせいで少し膝が痛いそうです。いくら自転車に乗っていても歩きは別ですね、私もすぐに膝が痛くなる今日この頃です。

また、登山途中ご飯を食べているときに近寄ってきたヤクシカの可愛さに癒されたそうです。そんな脇坂君には奈良公園をお勧めしたいですね。

脇坂の印象に最も残ったのは、下山直後の風呂のこと。二日間風呂なしで山を歩き続けた8人の男達が脱衣所で放つ香りを「バイオテロ」と表現してくれました。事の重大さが伝わってくる秀逸な表現ですね。

明日の行程は朝8時のフェリーで鹿児島まで。その後本来は島原へ向けて走り出す予定でしたが、走る気力が萎えたため指宿まで南下し砂むし温泉を楽しむようです。その後は未定で温泉に入りながら話し合うとのことです。その柔軟さにとても好感が持てます。

なお、明日鹿児島で1回生の高田が離脱します。班員に向けて

高田「みんな速いので九州を満喫してほしい」

とのコメントをもらいました。是非満喫してください。

高石(11)