台湾定時連絡3/6

ここ数日京都は冬が戻ったようで、雨から雪まで降ります。出かけるときは防寒も兼ねてゴアガッパを着込んでいるのですが、これがなかなか効果を発揮してくれます。しかし、台湾最高所に赴いた古市班一行には効果がなかったようで、骨の髄まで雨の寒さが染み渡ったようです。

 

「今日の定時連絡のサブタイトルは

~みんな死ぬしかないじゃない!~

今日の行程

霧社Wushe ~武嶺~花蓮Hualien

感想

米谷:

天気予報では晴れだった武嶺が、朝からずっと雨。アップが長く、最後は空気も薄く意識が朦朧としたので一部プッシング。

頂上に着いた途端に死にそうな寒さに襲われる。雪残ってるじゃん!「京大生が台湾で…」という新聞記事が思い浮かんだ。心優しいかたに案内してもらい、一命をとりとめる。あまりに絶望していたため写真をとる余裕すらなかった。武嶺の山荘でタクシー(?)を呼んでもらい生きて生還することができた(二重表現したいほどうれしい)。命を削るのは簡単だと思われた。

花蓮で温かいシャワーを浴び、小籠包をたらふく食べ、生の実感をかみしめる。

初シングルベッドをゲトったのも幸せ。

新保:

朝5時に霧社を出て、雨がいつになったら止んでくれるのかと思いながら登り続けて最後まで晴れることなく武嶺にたどり着いてしまった。修行としか思えなかった。梅干しのクエン酸のおかげなのか頂上までは思ったほど辛くなかった。たどり着いてからが最も辛かった。寒くて寒くて死にそうだった。河田の活躍でタクシーに乗って花蓮に着いた時は、感無量だった。

花蓮で美味しい小籠包を食べて幸せを感じた。明日は小籠包を河田以上に食べます。

河田:

霧社から武嶺までは辛くて死にそうでした。なんど自転車を押そうと思ったか分かりません。ようやくついた武嶺は濃い霧の中でそこから100キロ下ることが考えられない状況でしたが、野宿会で凍えた経験がここになって生きました。ある程度冷静に行動することができたと思います。

台所用のゴム手袋は防寒具として優秀ですね!

武嶺の観光案内所でなけなしの英語力をフルに使って花蓮までのタクシーを調達することに成功しました。中高6年間の英語教育は無駄ではありませんでした。先生どうもありがとうございました。

花蓮では小籠包を21個食べました。正直言って小籠包はもう食べたくないです。

明日は新保が30個に挑戦するそうです。あの細い体のどこに入るんでしょうか。明日が楽しみです」

 

とても大変でしたね。やはり晴れは大正義。武嶺だけはかなり寒いよとだれかには忠告したのですが、雨も重なってそれ以上だったのかもしれません。標高3275mですからね。問題はその武嶺からほぼ補給なしで100kmほぼ全down(1度嫌な登り返しというおまけ付き)なわけですが、さすがに無理となってタクシーを呼んだわけですね。そのへんの何とかする能はさすがです。グッジョブです。なんとか花蓮にたどりつき、小籠包で復活したご一行です。河田は嫌ほど食べたみたいですが、新保は次回、それ以上の30個に挑戦です。店番のおっちゃんとかに覚えられそうです。頑張ってください。「明日の行程」が示されていないので、今日は停滞してるかもしれません。いずれにせよ大変な目にあった後ですから、十分休養してください。

西川(13)