8月14日二班目の定時連絡は北海道の万力班より。
今日の行程は
上士幌の良く分からない広場→ナイタイ高原牧場→足寄峠→釧北峠→道の駅あいおい
という120kmの行程だったようです。
班長に今日の出来事を聞くと
「今日は名言が生まれました。"霧が立つ、萎えねば"←これ、風立ちぬ観てない人には分らないのが残念なんすよ。あと、今日は春日が峠で感極まって涙してしまいました(辛すぎて)。」
と。私は風立ちぬはまだ観ていないので、名言の名言らしさは感じられないのですが、萎えずに走っても峠がことごとくガスってしまう彼らの苦悩と諦念が窺えます。しかし、この名言を逆にとれば、萎えればガスらない可能性があるということでしょうか。いずれにせよ、彼らに天気は味方してくれないようです。もしかすると、北広島に雨男がいるのかもしれませんね。また、昨年橋本班で強くなった春日でしたが、北海道の腹黒なドSっぷりに感極まってしまったのでしょうか。このまま萎えが加速して離脱も視野に入ってくるかもしれませんが、上回生の特権なので恐れずに権利は行使すればいいと思います。
古市班とは違って、一回生が3人もいる万力班、各々に感想を問うと
松岡「朝のナイタイ高原牧場までの14kmピストンが、ずっとガスってて辛かったです。どこの峠に行ってもホワイトアウト。おかげで、峠はキャンバス、景色は自分たちで描くものという中二病チックな信仰が班内で浸透しつつある。今日はついに念願のプロテインを購入したので、今日から松岡はマッチョ化します。楽しみです。ゴリマッチョになって峠もとって、すべて俺のものにしたいです。」
米坂「今日は意識は飛びそうになっても耐えることができました。昼から60kmかけて峠2つを超える道中で、頭上にスズメバチが止まって2秒ほどフリーズしたりと辛かったです。」
勅使河原「ナイタイ高原牧場までの道がつらかった。坂を上っている途中で大野さんが「これ何てエロゲ」とつぶやいたのが印象的でした。我々の間では、坂を擬人化して乗り超えるというのがブームになってます。基本的に坂はメンヘラなので僕の守備範囲です。大野さんネタが多い気がしますが、大野さんのことが好きなのは否定しません。」
松岡は館トレでもニヤニヤしながらトレーニングに励んでいるので、きっと部内イチのマッチョになってくれることでしょう。しかし、ファッション体育会のサイクリング部の中でプロテインを、しかもツアー中に購入する猛者が現れるとは驚きです。あす以降、ボトルケージにプロテインを蓄えて峠で自らに追い込みをかける松岡の姿が目に浮かびます。相変わらず意識レベルの低さが心配な米坂ですが、今日は耐えるということを覚えたようです。意識を自らコントロールできることを目指して日々肉体の強化に励んでください。事実上、大野の舎弟となった勅使河原ですが、坂を擬人化するという完全に頭おかしい術を身に付けてしまったようです。もはや近づき難さすら感じますが、今後は常人の域を脱した勅使河原らしさを存分に発揮してくれることを期待しましょう。
万力班明日の行程は
道の駅あいおい→屈斜路湖→道の駅摩周
だそうです。班長に明日の抱負を聞くと、「明日は晴れそうなので、班員みんなに楽しんでもらおうと思います。」と、班長の鑑ともいえるお言葉を頂きました。
天候に恵まれないようで残念ですが、数少ない好天の日を存分に楽しみに頑張ってください。
尾鍋(11)