8月29日平山班

昨日に班を分割したので、とりあえず自走班である平山班から報告します。

今日の行程は、庄河から大連までの170キロでした。

台風一過の晴れ空のもと、朝の6時頃に出発し夕方の6時半頃に無事大連に到着、先行していた田中班と合流しました。

心配していた天候はなんの問題もなかったのですが、出発時点から強烈な向かい風に加え、延々繰り返すアップダウンに悩まされました。

そしてまさかのダート出現。残り80キロほどのところで、何故か国道の舗装が完全に剥がされたまま放置されており、ぬかるんだ土メインのダート道となっていたのです。その周辺唯一かつ遼東半島の大動脈といえる国道にもかかわらず、です。高速を使えということなのでしょうか。迂回しろということなのでしょうか。頭がおかしいのでしょうか。もう考えたくもありません。

途中、他省からきた2台の大型ダンプがぬかるみにはまって立ち往生していました。気の毒としかいいようがありません。

激しくアップダウンを繰り返すダート道を抜け、金州を越えてようやく大連です。しかし期待していた大連もひどいものでした。民度は大して向上しないままに、文明の利器ばかり増えてたちが悪いことこの上ない。坂が多くてメトロを通せないということなのかもしれませんが、中国の街にトラムを通すのは無理というものでしょう。疲れて気が立っていたこともあり、「200年はえーよ!」と罵倒した記憶が若干残っています。反省はしていますが、後悔はしていません。まあどうせ、自転車なんかで旅行する我々が悪いんでしょうけどね、まあ。

今は大連のフードコートみたいな場所で食事が終わったところです。謎のプリペイドカード式でした。東北部の奥地から自転車なんかで出てきた我々田舎者には少々難しさが過ぎたようです。まあデポジット払わせてまでプリペイド式にする意味に疑問を持ったり持たなかったり。

いろいろ言いましたけど、そもそも文明人として重要なのは、道に痰を吐かないことでもなければ、むやみにクラクションを鳴らさないことでもなく、またバスの窓からゴミを捨てないことでもなければ、これみよがしに高層ビルを建てたりトラムを通したりすることでもなく、ただ「異文化に寛容であること」だと思いますから、これ以上「文明城市」たる大連の街に対してちょっとした「感想」を述べるのはやめることにしましょう。

でもクソみたいな飲食店の店員にニイハオの発音馬鹿にされたあげく店員同士でネタにされたときは流石にキタね。

まあ今日はゆっくり寝て頭を冷やし、明日からは素直に大連観光を楽しみたいと思います。

以下一回生の感想

秋山「空気が絶望的に汚い」

氏家「中国ディスりがピークに達した感があります」

向井「中華四千年、文明いまだならず」

以上です。