12/17 土曜日トレーニング

土曜日トレーニングというのは、土曜日に数人の部員で、主に京都北山、西山に自転車で遊びに行くイベントです。このイベントは数年前まで大人気で、トレーニング担当権の奪い合いが続いていました。しかしここ最近はトレーニング担当権に人気がなく、トレーニングの人数のほうも一人か二人になっていました。上田先輩の言葉を借りれば、「土トレ冬の時代」になっていたのです。そうした中でうれしいことに、今回は四人も集まりました。

 

最初、トレーニング担当者は、京都から近い京都北山に行って手早くトレーニングをすませようと考えていました。しかしトレーニング前日に、上田先輩から「楽な土トレ、近い土トレ、峠を1000m以上のぼらない土トレは土トレじゃない」というようなお叱りを受け、京都から遠い宇治周辺の喜撰山、荒木山まで行くことになりました。

 

いつも山科を経由して宇治まで行くとそれだけで疲れてしまうのですが、上田先輩に先導してもらうと、あっという間に感じました。上田先輩が、車の少ない滑石越えと山科川沿いを選んで走ってくれた上に、迷うこともなかったからです。迷わない秘訣は、「地図は見るものでなく、覚えるもの」と心得ることだそうです。

宇治の喜撰山、荒木山は、サイクリングにはもってこいの場所でした。まず、森の中の道なので車は少なめでした。景色の方は、京都はもちろん、はるか大阪まで見渡せました。

 

こうした、最高のサイクリングコースで、参加したメンバーはとても楽しんでいました。まず上田先輩は、ロードレーサー、超軽量ヘルメット、そしてエアロバーなどのハイテク装備を生かし、宇治川沿いの平地で車並みのスピードを出して走っていました。その圧倒的な速さはまるで、一人だけ別の乗り物に乗っているかのようでした。

 

次に藤村君は、新しくロードレーサーを買ったため、以前とは別人のように峠のぼりに熱中していました。平地から峠に入っても、まるで何もなかったかのようにスピードが落ちず、スイスイのぼっていました。そして峠をのぼりきり、他の人が満身創痍なのに、藤村君だけ涼しい顔をしていました。おかげで走るコースを管理する上田先輩が、まだみんな余裕があるものと誤解してしまい、余分に峠を走ることになりました。まったく迷惑なことです。結局一日で、1600mも峠をのぼりました。

 

最後に、一回生の平林さんも活躍していました。三人の上回生がロードレーサーやSPDサンダルのようなハイテク装備で固めている中、平林さんにはそうした装備がありませんでした。にもかかわらず、三人に引けをとらない安定した走りを見せていました。

 

トレーニングが終わった後は、みんなで一緒にご飯を食べに行き、楽しい夜をすごしました。

 

部員の皆さんは、また土曜日トレーニングに積極的に参加して、「冬の時代」を終わらせるのを手伝ってください。また、部員以外の方も、ぜひ一度土曜日トレーニングに参加してみませんか?自転車はもちろんこちらでも用意します。コメント欄等で教えてください!