十月二日に耐久ランがありました。
耐久ランとは、一日で、百五十キロ以上もあるコースを走って、そのタイムを競うというイベントです。とても長いコースなので、六十キロほどごとに休憩ポイントがあり、そこではスタッフの方が、ご飯、飲み物、お菓子を用意して待ってくれています。
今年の耐久ランのコースは、宇治から走り始め、伊賀市、松阪市を通過し、最後に曽爾高原を越えてゴールする、というものでした。コースは二種類あって、２４０キロも走る長距離のAコースと、１６０キロの短距離で勝負を決めるBコースがありました。
当日は六十人近くの選手が集まりました。耐久ランは人気イベントなので、現役部員はほとんど参加し、OBの方もたくさん来てくださいました。参加しなかった部員も、サイクリングにはレース以外にもいろいろあり、耐久ランの他にも楽しいイベントがたくさんあるので、そちらにぜひ参加してください！
スタートは朝五時でした。いざレースが始まると、コースが長い上に、細かい山道が多いため、迷う人が続出しました。さらに、集合時間が朝三時と早かったこともあり、寝不足の方がコースの途中で睡魔に襲われることもありました。それでも、スタッフの方の応援もあり、みんな楽しく走っていきました。車の少ない山道が多く、景色もいいため、理想的なサイクリングコースでした。
Aコースで優勝したのは、水田さんでした。水田さんは、ただ力攻めするだけでなく、自分の走り方のスタイルを見つめなおし、自転車の部品などにも気を配ったそうです。長いコースを、数人のグループで走ることで乗り切り、最後にグループの他のメンバーと競争して、勝ち抜いたそうです。
Aコースの一回生で一位だったのは、薗君でした。薗君は、二回生で一番早い、山田君、本田君、井唯君と一緒に走り、一回生一位を勝ち取ったそうです。
Bコースで優勝したのは、上田さんでした。上田さんは、相当入念に準備していて、下見で耐久ランのコースを二周もまわり、九月は自転車のトレーニングを欠かさなかったそうです。さらにレースが始まってからも、二位の岸場さんとの距離をスタッフの方にメールで教えてもらうという作戦で心理的に優位に立ち、たった一度の一分間しか休憩せず、二位と二時間も差をつけてゴールしました。
女子一位は、峰岸さんと眞重さんでした。二人一緒に走って、最後はお互い譲りあり、同時にゴールしたそうです。
サイクリング部のイベントに興味のある方は、コメントなどでぜひ教えてください!ボックスにそのまま来ていただいても大丈夫です。もちろん、どなたでも大歓迎です。今日も一人入部してくれて、新しいサイクリング部員が誕生しました。