こんにちは。Twitterでたまに流れてくる「電車でやばい奴叫んどった」みたいな動画を見て、路線と車両の編成を特定することが趣味の久保田19です。部員のみなさんからの出題はもちろん、ツアーの輪行に関する真面目なご相談にもお答えいたしますので、何かあればお気軽にSlackチャンネルの#輪行までお越しください。
さて、今回は行程2日目となる北海道わちゃわちゃ班の定時連絡をお送りいたします。18時すぎに電話がかかってきました。
メンツ:池田22、村岡22、イティ22、アーロン23、青山23、大森23
行程:森→盤石岳林道(ダート)→八雲→長万部
池田「今日はもともと午後に雨予報だったので、先に林道を突っ切ってしまおうということになったんですが、結局ダートアップの途中でゲリラ豪雨みたいな感じで雨が降りはじめてしまって、強行突破するはめになりました。でもこの班の奴ら、僕以外に誰一人としてゴアを着ないんですよね。意味わかんないです」
池田「あとダートダウンの途中で大森が落車したんですが、後になって『歯が欠けた』って言われました。ちょっと痛みもあるらしいんですが、明日は日曜で病院がやってないので、ちょっと様子を見てやばそうなら月曜に病院に連れて行こうと思います」
普通に心配な案件です。この件については後で本人にも聞いてみるとして、1回生はくれぐれも落車等の事故に注意してくださいね。初めての長期ツアーということでどうしてもまだ不慣れな部分もあることでしょうし、ダート、ダウン、雨、ナイトランの4点には特に気をつけていただきたいと思います。僕みたいに怪我で夏合宿に行けず定時連絡で気を紛らわせる……なんてことになったらとても悲しいと思いますし。
池田「もともとは林道を走った後は八雲でテンバる予定だったんですけど、雨のことを考えて長万部まで行程を進めました」
久保田「でも長万部って、クソみたいな公園しかなくない?」
池田「そのクソみたいな公園に今います」
池田班は毎日自炊をしているそうですが、北海道でセコマに甘えないのは偉すぎますね。僕はKUCCに入ってから5回北海道に行っていますが、一度たりとも自炊をしたことがありません。"ぺぺ"の消費量は確実に100を超えています。
池田「昨日はカレーをつくったんですが、そこそこの出来でしたね。なので今夜は鍋で、ちゃんと米炊きもします。僕米炊きめちゃくちゃうまいですよ! 水越さんの系譜なんで」
はたして彼は炊飯器の称号を襲名できるのでしょうか。
池田「実は明日も雨予報なのでどうしようかってなったんですが、聞いてみたら全員『自分は全然いけます』みたいな感じだったので、伊達紋別まで行程を進めることにしました。そのほうが明後日の観光もやりやすいんで」
長万部で停滞してもあそこは東京理科大学しかないので、班長としてはよい判断だと思います。
そういえば伊達紋別は今は亡き阿部22の故郷でした。ジャンとか参加してくれたら胸熱なんですけどね。
池田「去年のハマシュンの夏合宿では伊達紋別から輪行したので、線がつながるのは嬉しいです」
線の悦びおじさん「線の悦びを知りやがって! 許さんぞ!」
せっかくなので他の班員についての印象を聞いてみました。
久保田「1回生sは池田からみてどういうキャラ?」
池田「まず大森とアーロンは抜けてますね。なんも考えてない。白新田みたいな感じ」
辛辣で草。
ちょうど昨日白新田班の定時連絡を担当しましたが、最近部内で白新田が増殖してるという話はときどき聞きます。ゆくゆくはすべての部員が白新田と化し、北山杉から読点「。」が完全に消える日も近いでしょう。
池田「あとアーロンは汚いです。昨日は風呂に入ってないし、今日も林道の途中にあった野湯みたいなところで僕と一緒にちょっと行水しただけで、風呂に入ってないんですよ。もともとデフォで2日で1回しか風呂に入らないとか言ってるし、天然モノの♰風呂慎重派♰ですね。大森も大森でデフォルトでボーっとしてるし、歯が欠けたって言ってきたのもすぐじゃなくて後から『そういえば』って感じだったんで」
このあとの会話で、記事内で各班員の名前につける色は何色がいいかという話になったんですが、協議の結果アーロンは茶色がいいのではということになったので、以降は色を変えてお送りいたします。
池田「2人がこんなんだから青山が相対的によく見えるんですよね。さっきも米炊きを1回生にやらせるってなったときに何も考えるまでもなく青山に任せました」
この「やばい班員がいるせいで他が相対的にマシに見える」現象は毎年見かける気がするのでそろそろ名前つけたいです。この「相対的にマシに見える」部員が実は一番やばかったというのもよくある話なので(例:東川21)、夏合宿を通して青山がどうなっていくかにも注目していきたいところです。
池田「イティはダートちょっとしんどそうでしたけど、ちゃんとついてきてくれていますし問題ないです。村岡もトレインでテールをやって1回生を見てくれたりと助かってます」
よき同回生に恵まれているようでなによりです。夏合宿の班長にとっては同期こそ心の支えですからね。しみじみ
池田「あ、そういえばアーロンはパッキングめっちゃ下手くそなんですよ。たぶん重心とるのが下手やから歩いててもすぐ傾くんですよ」
アーロンは下宿を丹波橋に借りてしまうくらいなので、平衡感覚がトチ狂っているのかもしれません。
そういえばかつてパッキング下手といえば、1回生のときの幸野が有名でしたね。傾いたザックの上に鍋やら補給食をゴテゴテと積載している様はハウルの動く城と呼ばれていました。
一応僕からの真面目なアドバイスとしては
というのを伝授しておきます。1回生はこのへんも夏合宿を通じてちょっとずつ学んでいけたらいいですね。
続いて村岡22に電話をかわってもらいました。まともに話すのは去年の岡山班の定時連絡以来です。
村岡「行程は、最後の長万部までのフラットがけっこうよかったです。アップもダートも両方嫌いなので、林道のダートアップはけっこうきつかったですね。ダウンはちょっとだけ楽しかったですけど」
ダートはどうしても好き嫌いがある程度わかれてしまうコンテンツですが、ダウンだけでも楽しさを感じられたのであればポテンシャルはあるのかなと感じます。ハンドル操作に慣れてきたら、少しずつ遠くを見るようにすると怖さは減るのかなと思います。
村岡「(2日目で慣れてきたかという質問に対して)池田が合流する前に函館山に登ったり輪行日をはさんだりしたので、体感としては割と時間が経っているように感じます」
久保田「そういえば昨日の定時連絡で1人だけ勝手にカットされてなかったっけ?」
村岡「そうなんですよ。肉を切った手でスマホさわるのは申し訳ないと思って、手を洗いに行って戻ってきたら定時連絡が終わってました」
昨日の担当者は反省してください。せっかくなので話し損ねた前日の感想についても聞いてみました。
村岡「函館山がチャリでのぼれないのって意味わからなくないですか?」
久保田「わかる。俺はこの世でチャリが通ってはいけない道路は高速道路以外に存在してはいけないと思ってる」
#白山白川郷ホワイトロード自転車通行早期実現 #針ノ木トンネルの一般開放を求めます #奥只見シルバーラインは自転車を通せ
村岡「そういえば函館市内で祭りやってたんですけど、なんか治安悪かったです。肝心の夜景も函館の経済規模縮小に伴ってしょぼくなったように感じますし」
函館に住んでいる知り合いによると近年の函館は若年層を中心とした人口流出が深刻で、5年間で人口が2万人減少しているそうです。100万ドルの夜景とは言いますが、これは函館市の人口が最高(約32万人)だった頃の話なので、約24万人しかいない現在は75万ドル相当ということになりますね。景表法違反で消費者生活センターに相談しましょう。
久保田「村岡的には、北海道は走るのもいいけど輪行もしてみたいんじゃない?」
村岡「来る途中でけっこう輪行したので、今のところ輪行欲は満たせています。たぶん札幌までは持つと思います」
思ったより持たなくて草。
村岡「それ系で言うと、明日小幌駅に行くのが楽しみです」
小幌駅とは室蘭本線にある秘境駅のことで、秘境駅ランキングでは毎年のように1位にランクインするほど人里離れたところにある駅です。よく「鉄道でしか行けない」などと謳われますが、実は地形図には載っていない徒歩道が存在するので歩いてアクセスできます。かなり雰囲気のいい場所なので、鉄オタの村岡は十分に楽しめるといいですね。
さて、そんな村岡に1つ自慢できることを聞いてみました。
村岡「……そうですね。新歓も含めて、一度も東山にのぼったことがないです。登り口がわからないのと、僕は山中のトレマネなので行かないまま1年が過ぎてしまいました」
確かに1年以上もKUCCに所属しておいて、一度たりとも東山に行ったことがないというのはすごいかもしれません。だいたいほとんどの部員が新歓の試乗会の時点で東山に行っちゃってますもんね。
かまいたち山内「その点俺の東山行ったことないはな、新歓も数々の夕トレの網も全部すり抜けて、生まれてから17年間一度も行ったことないやからな」
さて、続いては雰囲気が大脇っぽいと評判の大森23です。ちなみに大脇は大森っぽいですね。
大森「……こんにちは、こんにちは、こんにちは」
久保田「こんにちは(なぜ3回言った?)。今日はどうでしたか?」
大森「今日はダートがしんどくて、もう行きたくないです……」
久保田「あ、ていうか歯が欠けたって聞いたんやけど大丈夫?」
大森「一応だんだん痛みがひいてきて。写真を撮って見せたりもしたんですけど、たぶん大丈夫って言われました」
久保田「(写真?? 見せた?? 誰に??)えっと写真ってのはそのの、どっかに見せた感じ?」
大森「はい。どっかに見せました」
久保田「何言ってんだこいつ(くれぐれもお大事にね)」
大森「ありがとうございます」
久保田「ちなみにどういう感じで落車したの?」
大森「落車したわけじゃないんですけど、ダウンで降りようとして、路面で雨で滑りやすくなってて、道路が斜めになってるからそのぶん距離が近くなってて、前に転倒したときに歯で受け止めてしまいました」
あんまりよくわかんなかったですが、かなり痛そうなコケ方をしたみたいです。
大森「あと言いたいことがあって。歯の件を落車したときじゃなくて後から言ったのは、最初は欠けたかどうかがわからなかったのと、こけたところを見られていなかったので最初は内緒にしてたからなんです」
なるほど、:完全に理解した:
1回生sは何かトラブルがあったときは、発覚次第遠慮せず班長に相談してみましょう。
大森「あー、、、なんか言おうと思ってたことがあったはずなんですけどね……。なんだっけ」
思い出したらまた後でかわってもらうことにして、青山に電話を交代してもらいました。なお、その後大森と再び話すことはありませんでした。とりあえず、本当にお大事にしてください。
青山「(アーロンがやばいのまじ?という質問に対して)ボケーっとしてる時間が長いですね。NFではアーロンの帰省ツアーに行きたいと思ってるんですけど、ちょっと心配です(笑) めちゃくちゃおもろい奴なんですけどね。けどちょっと疲れるかも。あと気に入らんことあると石投げてきます」
投石してくんのはさすがにえぐいですね。西成ですら暴動を起こすときしか石は投げません。いつかTwitterの「ヤバい奴おった」系動画でアーロンが流れてこないことを祈っています。
青山「ダートはちょっと雨が降っててすごい楽しかったです。あと何回もアーロンがスプリントしようって言ってきて、僕は競う気がないので断ってたんですけど」
アーロンは闘志がたぎっているようです。というか半分くらいアーロンについての感想やんけ。
久保田「ちなみに今後の行程で楽しみにしてるところはある?」
青山「北海道らしい景色というか、道北のほうに行ったあたりの針葉樹林や、整った感じの景色が見たいです」
青山「あとソフトクリームジャンもしたいです! 僕は今のところ負けのほうが多いので……」
池田班はきっとたくさんジャンすると思うので、頑張ってこれから負けを取り返していってください。
さて、そんな青山の自慢できることを聞いてみました。
青山「進学とともに少しずつ時間がなくなっちゃって今はまったくなんですが、昔めちゃくちゃ折り紙が好きで得意でした。1箱5千円、1枚で100円とかするような折り紙を4、5時間かけて折るみたいなこともできました。そういえばKUCCの先輩に折り紙サークルの会長いましたよね?」
久保田「香川21やね。というか青山は折り紙サークルは入らへんの?」
青山「入んないですね~」
香川残念。でもKUCCはあっほとゴリラが部員の7割を占めるので、文藝的素養のある人はそれだけで一目置かれると思いますよ。
お次はアーロンにかわってもらいました。
アーロン「今日は林道に行って、ダウンがすごく楽しかったです」
横から池田「アーロン、ダートがまじで速いんですよ。舗装路と同じくらい速い」
えぐいですね。一応落車にだけは気をつけてほしいですが。
久保田「けっこうアップでも勝負をしかけてたって聞いたよ」
アーロン「はい、漕ぐの好きです」
強いですね。
久保田「あと汚いとか石投げてくるとか色々言われてたけど、それについて反論はありますか?」
アーロン「風呂入ってないはシンプルに金使いたくないだけですね。毎日風呂に入るのは固定観念だと思います」
横から池田「でもアーロン、うちの班でジャンの負け額トップなんですよ」
まあ自身の入浴を犠牲にしてまで他の班員に献金してくれる素晴らしい1回生ということですね。あと石投げることは反論しないんかい。
せっかくなので他の1回生についての印象を聞いてみました。
アーロン「青山はちゃんとしてるなぁって感じで、大森はうーん……シンプルだなあ。あ、いい意味でです」
1回生はみんな素朴な子たちのようですね。
そんなアーロンの得意なことは言語で、なんと3か国語喋れるらしいです。すげえ。ちなみに数学も得意だそうで、なかなか優秀ですね。京大数学200点満点の白新田にも通じるものがあります。ぜひその頭脳で斬新な節約術をどんどん編み出していってほしいものです。
最後に話したのはイティ22です。
イティ「今日はダートアップがしんどかったです。雨もNGでした」
久保田「ダウンもあまり楽しくはなかった?」
イティ「ダウンは楽しかった! でも何回も落ちた(落車した)けど」
落車は心配ですが、ダウンはよかったとのことなのでこれから少しずつ慣れていきましょう。
久保田「楽しみにしているところはある?」
イティ「うーん、色々……。そうですね……」
横から池田「……神威岬、神威岬」
イティ「神威岬です」
なんやこの茶番。
他の班員についての印象を聞いてみました。
イティ「まず大森は体力があって、とても速いです。アーロンはなんていうか、自由かな(笑) (石を投げてくるのかという質問に対して)はい、物理的攻撃はします」
アーロンの投石癖やはりガチだったようです。
イティ「青山は、とてもいい人。班長もスピードとか気遣ってるし、助かります」
素晴らしい班ですね。
最後にイティにも自慢できることを聞きました。
イティ「色んな言語を話せることかな。中国語(広東語)、英語、日本語が話せます。どれも中途半端だけど……」
こうしてちゃんと意思疎通ができているのでそんなことないという気持ちがあったのを覚えていますなんなら部員の中では日本語単体ですら怪レい人もちらほらいますこんな感じの、モバ、文章で。
最後にもう一度池田に電話を戻してもらいました。
池田「今日もおいしい米が炊けそうです。今日も」
さて、そんな炊飯器池田の自慢できることは人の顔を覚えることらしく、なんでも1度見たことのある人は例え直接話したことがなくても全部覚えているそうです。サヴァン症候群みがありますね。
池田「フィールドホッケー部の新歓でマネーカー志望の女の子がいたんですが、その子のこともずっと覚えてて、大学ですれ違うたびに『あっ、あの子だ』って思うんですよ。『そんでもって隣にいるのは彼氏なんだろうなあ』って」
甘酸っぱい青春でした。
明日の行程:長万部→小幌駅→礼文華峠→伊達紋別
というか記事を上げるのが遅すぎて、もうすでに行程は走り終えてるんですよね。ごめんなさい。
それにしても今年の20年度はみんな当日の夜にはアップロードしていて超絶優秀ですね。律速にならないよう頑張ります。