8月13日 北海道班 定時連絡

8月13日定時連絡担当の賀数…ではありません。代理の堀本です。東日本班と北海道班のタイミングが被ったことと、賀数が入られていた(初対面の人との電話は苦手だそうです)ため、委託を受けました。

実は人生で2班目の定時連絡です。


前置きはこのくらいにして定時連絡を始めていきます。


【面子】

1回生 西森 我妻 サウラヴ

2回生 西岡(班長) 島本

3回生 大串

M1 村上


【行程】

占冠→富良野→南富良野  110km 500up?


富良野ではラベンダー畑を見たりご当地グルメを堪能し、南富良野でテン場ったそうです。



【感想】

まずは班長の西岡君から

西岡「久しぶりに晴れた。ラベンダー畑が綺麗で良かった。どれがラベンダーか知らないけど。」


ラベンダーを分からずに"ラベンダー"畑を見ていたというのは中々に哲学的なことをしていますね。語彙力と思考力が低下しがちなツアー中にはちょうどいいかもしれません。

また、今年の北海道班はどうやらお天気に恵まれないらしく、少々不満げな西岡君でした。そんな時は自分より下を見ることでメンタルの安定を得るという方法があります。という訳で、2013年北海道班が記録した21日中21日雨という大記録を彼に伝えておきます。それに比べれば大抵のことは幸せに感じられるはずです。知らんけど。




続きまして、1回生かどうか疑わしいサウラブです。

サウラヴ「今日は100kmでちょっと大変。メロンとラベンダーの食べ物を食べた。ソフトクリームとかチーズケーキとかプリン。野宿は平気。」


これまでの定時連絡を読んでいると、「いきなりの英語でびっくりした」などと書いてあったのですが、私には何故か日本語で話してくれました。忖度をさせてしまったのかと思いましたが、どうやらそうではないらしく、理由についてはこの後島本君が教えてくれました。

それにしてもしっかりと北海道のグルメを堪能しているようです。お財布を軽量化しすぎないように気を付けてくださいね。




3人目は我妻君です。

我妻「今日は長かったけどフラットとダウンだったのでまあはい。でも行程終盤で村上さんのワガママに付き合わされて行ったダムが余計だった。明日は帯広が楽しみ。」


彼はどうやらアップはあまり好きではないみたいですね。アップが嫌いな1回生は多いですが、上回になるにつれ好きになっていくことも多いです。筆者もそうでした。アップを楽しめるようになるとツアーは無限に楽しいので、頑張って?ください。

村上さんのダムに対する発言はもっとオブラートに包まれていた気がしますが、やさしくしてると老人はつけあがるのでこれくらいは言ってやりましょう。



また、「京都を離れて1週間だけど、何か恋しいものはある?」という質問をしてみました。


我妻「初日は野宿に慣れなかったけど、最近では『お、ここは良テン場だな』と考えるようになった。京都では充電したい」


充電がしたいというのはいかにも現代っ子ですね。彼はモバイルバッテリーを忘れてしまい、充電弱者だそうです。アドバイスとしては、走っているときは機内モードにすると電池の消耗がかなり抑えられます。ただし、フリーの時に班長と連絡が取れなくなるのでそこは気を付けてください。




つぎは一昨日合流した西森さんです。

「ラベンダー綺麗。キツネと鹿を見た。アップは他人を待たせてしまうから苦手。北海道には観光目的で来た。」


彼女は班長と違い、きちんとラベンダーを認識しているようでした。

北海道は確かに野生生物と会う機会は多い気がしますね。ただ、エキノコックスの恐れがあるのでむやみに近づかないことと、札幌ではヒグマの目撃情報が相次いでいるらしいので気を付けてください。

アップで他人を待たせてしまうのは複数人で走る以上仕方の無いことです。待ってる側は意外と峠で楽しくやってますのであまり気にしすぎることも無いでしょう。「待たされたくないやつはソロツアーやれ」くらいの気持ちでいれば良いと思います。



このあと彼女はそそくさと他の人に変わろうとしたのですが、無理矢理引き留めて「京都を離れて1週間だけど恋しいものはありますか?」と訊いてみました。


西森「あの…私、まだ2日目なので…」


…そうでしたね。知ってました。知ってはいたんですが、忘れていました。痴呆ってやつですかね。歳はとりたくないものです。そのあと気を遣って「お布団で寝たい」とのコメントをいただきました。ありがとうございます。

また、目標として「速くなりたい」と言っていました。頑張って下さい。




5人目は白ソックスの島本君

「久しぶりの晴れ。ラベンダー良い。」

 

彼は今日の行程への感想は凄くあっさりしていました。が、この班について言いたいことがあるらしく、嬉々として語ってくれました。


島本「1つ目。サウラヴとの言語の壁が無くなってきた。彼の日本語力と我々の英語力が上昇してきたのを感じる。言葉を学ぶのは喋るのが1番。」

サウラヴが私との電話で日本語を使ってくれたのは、北海道班の班員のお陰のようです。


島本「2つ目。この班は会話が少ないとか思われてるけど、それは事実。でもそれは良くないなと思ったので、自分は良く喋る人のように振る舞ってみた。が、無理だった。ありのままの自分でいようと思った。人間、そうは簡単に変われない。」

人間そうは簡単に変われない… これまた中々に哲学的ですね。流行っているのでしょうか。しかしあまり思索にふけると睡眠時間が削られるのでお気をつけください。

それにして、彼は自分では寡黙と言っているものの、私との電話では非常に積極的に会話してくれました。その調子で班員と接していれば十分なんじゃないでしょうか?そもそも会話が多ければ良いとも限りませんし。それこそありのままで良いのではないでしょうか。私はそう思います。知らんけど。




ここからはいわゆる上回生枠です。3回生の大串君から。

「富良野の観光のためにピストンしたが、要らないのでは?今日のうちに帯広に行った方が良かった。自分は入られたせいでメロン食べてないので尚更。天気に恵まれてないのも良くない。」

「1回生は静かなので喋ることがない。サウラヴと英語でちょくちょく喋るくらい。」


不満が溜まっていたのでしょうか、彼もかなり積極的に話をしてくれました。ネガティブな内容ばかりでしたが、天気が悪いと仕方がないのかもしれません。明日から晴れが続くと良いですね。

1回生はやはり静かみたいですが、この班は逆にうるさい人がいないので、ある意味みんな相性が良いんじゃないでしょうか?一人だけテン場でうるさい人がいるというのもなかなかしんどいものですよ。




最後に村上君です。

「今日占冠で再合流した。明日離脱する。この班には4泊6日居るので、平均4日(=3週間÷5班)を越えているのでセーフ。」

「今年の目標として『4年分のエモいを感じよう、それより多くの新しいを感じよう』というのがある。今日は新しい線を30km引いた。」

「我妻は、自分より遅い人が居ることに甘んじてる。峠を攻めない。攻めないと強くなれない。明日の狩勝峠では峠バトルをけしかける予定。」

「西森は我妻と仲が良くて、意外と班に馴染んでて大丈夫そう。あと、コースリーダーをやらせたときに向かい風のなか最初Ave.32kmくらいで引き出してビビった。僕の考えではトレインの先頭は自分にとって1番良いペースで走れるという意味で休憩。それを伝えていきたい。」


非常にたくさん喋ってくれました。話し相手に飢えているのでしょうか笑

 『4年分のエモいを感じよう。それより多くの新しいを感じよう』という目標はなんか良いですね。個人的に好きです。『新しい』の後に『線』という言葉が隠れているのも彼らしいです。

1回生に関しては、我妻君を強く育てようとする一方で、西森さんが班に馴染めているかを気にしており、流石の上回力を感じました。その調子で他の班でも上回力を発揮してください。

西森さんの走力に関しては、彼女は以前、東山を50tのアウターで平気な顔して上っていたので、今さら私は驚きません。今後更なるパワーアップをしてくれることでしょう。




【明日の行程】

帯広へいってまたまた観光だそうです。4-5して10時に着きたいと言っていましたが、そんなに早く行ってもお店とか開いてないんじゃないでしょうか?笑 まあ散歩とかしても楽しいでしょうけどね。



【最後に】

全体として、お天気の悪さに多少入られてはいるものの、余裕をもって夏合宿をこなせている感じがしました。班長のマネジメント能力のなせる技でしょうか。このまま何事もなく終われるよう頑張って下さい。