8月14日 西田班

8月14日5班目の定時連絡は西田班からでした。

西田班今日の行程は、沼田からR120を通って金精峠、いろは坂を経て日光にある運動公園までだったそうです。

 

いろは坂と言えば、某豆腐配達漫画で有名な峠ですが、お盆期間ということもあって非常に交通量が多くうっとうしかったそうです。西田班長は、行程を作った時にはメンツを勘案すると余裕かなと思っていたようですが、実際走ってみると、思っていた以上に一回生がしんどそうで満足しているそうです。更に今日は、金精峠に向かってR120を走行中に松井が「モチベーションが無い」と捨て台詞を吐いて沼田へ引き返してしまったそうです。三村によるとやや熱中症の気があったそうなので心配ではありますが、捨て台詞のハードボイルドさが松井らしいですね。西田班は数日後に沼田を通るので、その時に松井を回収すると言っていました。

 

さて、そんな予期せぬ班員の離脱があった西田班ですが、一回生に話を伺いましょう。

高野「松井さんが抜けたあたりから、僕のモチベーションもゼロ近似となりましたが、何とか踏ん張って峠を乗り越えると少しモチベーションは回復しました。峠の途中、三村さんの背中を追いかけて、バトルを仕掛けましたが見事に返り討ちにあいました。やはり主将は強かったです。時期的な問題でいろは坂の紅葉は楽しめませんでしたが、緑のあふれる景色を眺めて目がよくなった気がします。きっと明日以降、今まで見えなかったものまで透けて見えると思います。」

橋本「朝が涼しくて過ごしやすかったです。登ってる間も思っていたより涼しかったのでよかったです。いろは坂の下りは急で蛇行しまくっているうえに、車も多かったので大変でした。日光に降りてきてからは車も人も多くてイライラします。もう今日は疲れたのであまり元気がないです、すみません。」

 

一回生最速の高野とはいえ、そう簡単に勝てるほど主将は甘くないということですね。西田班には20日あたりにBLUEに乗ったお方が現れるそうなので、ますます激化する峠争いの中で高野も揉まれて育ってくれることを期待しています。そして、橋本はいかにも憔悴しきった声で細々と話してくれました。ただ疲れているだけならいいのですが、くれぐれも脱水など起こさないように水分補給には十分予算と注意を割きましょう。

 

昨日、追いかける背中が欲しいと貫録の一言を残した主将三村でしたが、今日を振り返ってもらうと

 

三村「今まで西田班は順調すぎて逆に怖かったけど、今日松井が離脱するという、何かしらのトラブルがあって良かった。この班も普通の班だということが分かって嬉しかった。」

 

と、トラブルを通して普通の班である喜びを感じるなど、少々メンヘラチックな発言を繰り出すのでありました。

 

西田班の明日の行程は

R122→足尾→R122→道の駅赤城のめぐみ

とのことです。足尾と言えば足尾銅山の足尾ですかね。個人的には赤城と聞いてガリガリ君の赤城乳業の本社があるのではないかと思ってしまったのですが、赤城乳業の赤城は赤城山からとったものだそうで、本社は埼玉県深谷市にあって残念です。

松井の件もありますし、十分気を付けて旅を続けてもらえればと思います。

 

尾鍋(11)