8月13日 古市班

本日3班目は古市班から。

今日の行程は、弘前→白神ライン→十二湖→R101→深浦町付近の東屋 とのこと。

今日は予想外に班員が二人抜けてしまったようです。河口さんが落車して、怪我を負い、白神ラインのロングダートの負担を考慮して一時離脱したそうです。河口さんはそのうち再合流するそうな。もう一人の離脱はなんと、昨日から合流したばかりの久保田とのこと。津軽峠で膝が痛いとわめき散らした挙句に置き土産の公費も残さずにそそくさと北海道へ逃げ帰ったという、ダメな人の典型を見せてくれたそうです。やはり、久保田は(自粛)ですね。

でも、こんな逆境はむしろ古市にとってはエサのようなもので、より一層残った班員を虐待することに楽しみを感じているに違いありません。まったく恐ろしい限りです。

そんな古市班唯一となってしまっている一回生の山本の感想は

 

「ダートの苦しみを味わった。でも、逆にダートが好きになった。今までで一番しんどかった。」

などと支離滅裂な供述をしており

「ダート40kmのあとにナイトランを15kmと知って、班長に殺意が湧いた。」

と、動機についての供述もあるため、古市班では捜査を進めつつ、山本の精神鑑定も視野に入れていくとのことです。

そんな山本の今日の漢字は「労」とのこと。山本を労るのではなく、ただひたすらに疲労を蓄積させる班長の作戦が効果が現れてきていると思います

 

古市班には他に、小川と高石も参加しており、自転車がボロいくせに何だかんだでロングダートを乗り切った小川は

「チャリは何とかなる。でもタイヤ死にそう。尾鍋新しいタイヤ買っといて。マラソンの28cで。まさか俺がダートで峠3つも超えるとは思ってなかったから、自分に驚いた。正直、一回の時の合宿より疲れた。」と、疲れたといいつつもまだまだ余裕を感じさせる声色で報告してくれました。小川はチャリぼろいけど頑張ってください。

 

一方幕別町のヘミングウェイとして名高い高石は今日の感想を

「今日は感想がありすぎて何も言えない。ただ一つ言えることは、今日の山岳賞は俺。」

と、感想がいっぱいある風に見せかけてただ話すのが面倒くさいご様子でした。そんな高石は6月以降急激に走りに目覚めており、耐久ランでも表彰台争いが期待されているため、この夏合宿では目が離せません。山岳に目覚めた哲学者高石。和製パンターニというところでしょうか。明日はナイスなコメントがいただけることを期待しています。

古市は漆黒の日本海に怯えながらも明日の行程について説明してくれました。明日は津軽半島の蟹田までフリーだそうです。

 

班員がいろんな意味で不安定だとは思いますが、古市には抜群のリーダーシップを期待しています。

 

尾鍋(11)