8月9日 万力班

3班目は北海道の万力班でした。

 

今日は十勝平野を一望するはずの狩勝峠(ホワイトアウト)、樹海峠(峠は工事中でストップできず)などを越え、上富良野までの100kmほど。富良野ではそれぞれ自由行動とし一部の人は観光したそうです。班員は豊富で、松岡、勅使河原、米坂、春日、鎌倉、アンティ、万力の7名。直近は合流離脱の予定はないようです。

 

班長曰く、今日は一日中雨だったようでこの極暑の夏の最中に寒さを感じることができたそうで。班長は富良野観光も特にせず風呂に直行してゆっくりしたようです。

 

ここまで何故かアゲポヨキャラで通されていたらしい1回生の松岡くん、なぐり書きしたメモを見てみると「余裕、身体は痛い」と書いてあります。どっちなんでしょうね。たぶんどっちもですね。今日は雨に精神的に苦しみそのキャラは崩れかけたようですが、最後は雨が止んで嬉しかったそうで。アゲポヨキャラってそもそも何なのですかね。とても興味があります。

 

昨日から班員の一員としての自覚に目覚めた、らしいニュー勅使河原くん。そもそもそれまで何をしていたのかを聞いてみると、一人で大逃げを決めそのまま他の班員を置いてきぼりにしていたそうです。確かに1回生としては珍しいですが、7人もいるのですしそういうアタッカーもいても楽しいでは、と私は思ってしまいました。が、何はともあれ雨の今日は一転協調路線を歩み、ゆるふわの楽しさも知ったそうです。彼は部きっての巨躯でありますが、なるほど懐も広いですね。

ただし、多少アヴァンギャルドな感性を持っているらしく、雨の中周囲の班員がみなザックカバーを荷物に被せて走っているのを見ても、自分がそれを被せるという発想がしばらくなかったそうで。しかも濡れてしまった荷物に今更カバーを被せる段に至って、取り出す際に昼米を地面にぶちまけメンタルブレイクしたそうです。ザックカバーは使ってももらえなければ不当に災厄のもとみたいな扱いされて気の毒です。

そんな彼も富良野で食べた半玉300円でメロン、ラベンダー畑から見た美しい平野に満足げでした。

 

昨日意識が飛びそうと多少心配になることを言っていたらしい米坂くんは、雨で路面の摩擦係数が下がりいつもより楽だったというちょくちょく聞く怪しげな理論を披露してくれました。仮に事実だとしたら、それはブレーキが効かないことにもつながるはずですので十分気を付けてください。

富良野では「なんたらという店」を目的地に走ったそうですが見過ごしたのでコンビニに寄り、そのまま風呂に向かったそうです。もはやこれは富良野観光の内実が伴っていませんね。

 

この班はやたら賑やかだったので上回生にも少し話を聞いてみました。

 

アンティさんはこのように何日も続くロングツーリングは2回目とのこと。この万力班は全参加の予定だそうです。

出身国がフィンランドだそうですが、北海道は日本の他の場所とは全然違い、気候風土の面でむしろフィンランド南部に似ている部分もありそれはそれで大変おもしろいのだとか。ロングツーリングで新鮮なことは雨の中走ることとのこと。確かに常人はわざわざ雨の中100kmも自転車で走ったりしません。

 

おもしろい話が聞けそうな期待を込めて春日さんにも話を伺おうかと思いましたが、夕食のジンギスカンのタレの追加分を率先して買いに行った彼女は不穏に帰りが遅いらしく不在でした。班長としても心配で急ぎ連絡したいとのことで 定時連絡もここで打ち切りとなりました。何事も無かったでしょうか。

 

ちなみに通話の終わる直前に聞いた話では、少し離れた所でヤンキーが花火を始めたそうです。詳述は避けますが、数年前花火とヤンキー関連でちょっと面倒なことになったという過去もありますので、くれぐれもこの二つには触れない方がいいのでしょう。

 

明日の行程は十勝高原、美瑛を経て、旭岳登山口まで。明後日の天気予報次第では登山は取りやめるそうです。

まだ少し雨が続くようですが、あまり薄着で身体を冷やさないように気を付けてください。

 

本田(10)